「インドと日本の架け橋になりたい」言語文化学部ヒンディー語1年?いーちゃんさん
外大生インタビュー
高校生の時にインドに留学をして、その後、東京外大の言語文化学部でヒンディー語を勉強している1年生のいーちゃんさん。現在はInstagramやラジオを通してインドの魅力を伝える活動に精力的に取り組んでいます。留学時のエピソードや今後の目標について伺いました。
取材?執筆:言語文化学部3年?堀詩(広報マネジメント?オフィス 学生広報スタッフ?学生ライター)
???東京外大ヒンディー語を選んだ理由を教えてください。
高校生の時は生物の授業が好きだったので理系分野への進学を考えていたのですが、高校3年生の時にインド留学をしたこともあって、インドの歴史や文化、言語についてもっと深く学びたいという思いが強くなり、本学を志望しました。
???大学の授業はいかがですか。
どの授業も魅力的でとても面白いです。まだ1年生なので専門的なことより、広く教養を身に着ける授業が多いのですが、今後も面白い授業に出会えたらと思っています。また1,2年生は専攻言語の授業が週に5回あるため、常に宿題とテストに追われています。高校の時のインド留学中に英語でヒンディー語を学んだ経験があるのですが、ヒンディー語と日本語は文法が似ているので、日本語でヒンディー語を学んでみたいとその時に思いました。大学での授業は大変ですが今この大学でヒンディー語を学ぶことができて嬉しいです。
???普段どんな課外活動をされていますか。
ワンダーフォーゲル部、カタックダンス部、南アジア研究会、東京外大Web?SNS研究会、インカレとして一橋大学の世界旅行研究と東京農工大学のオリエンテーリング部に所属しています。また、私はロータリークラブという団体からインドへの留学をさせてもらったのですが、そこの「ROTEX(ローテックス)」という学友グループの2790地区会長も務め、世界各地に派遣される学生や、逆に日本に留学する海外の学生のサポートや勉強会などを行っています。
???高校時代のインド留学について詳しくお聞きします。まず、インドに留学をしたのはなぜですか。
中学生の時から、高校生になったら留学する!という目標を掲げていました。高校1年生の時にロータリークラブの派遣候補生に採用され、高校2年生の時に英語圏に留学するための計画を立てていましたが、中国体彩网手机版の流行で渡航ができなくなりました。その代わりに1年間、毎週、イタリアの子とアメリカの子とオンラインで交流しました。特にイタリアの子からは特有の文化やレシピを教えてもらい、日本と異なる文化を持つ国のことをもっと知りたいと思うようになりました。
翌年、コロナによる規制が緩和されてようやく留学ができるようになり、留学先の選択肢としてインドを考えるようになりました。インドはカレーやサリーのような特徴的な文化を持っていることや、実際にインドに住む人がどのように生活しているのか想像もつかないということに気づき、興味を抱きました。
???留学中の印象的なエピソードを聞かせてください。
たくさんありますが、忘れられないのは到着後1か月でデング熱にかかって2週間入院したことです。いきなり体調を崩しずっとこの調子だったらどうしよう…と不安でした。ホストファミリーの支えはすごく心強かったんですが、作ってくれるおかゆもスパイスが効いていて、私が食べたいのはこれじゃない!なんてことも(笑)。その後中国体彩网手机版にも感染し、精神的もかなり大変でした。
???高校時のインド留学を経て、現在はSNSやラジオでインドの魅力を発信しているそうですね。その活動について教えてください。
現在私はInstagram(@i_chan_jap_india)とラジオフチューズ(FM87.4MHz)の番組「アッチャーラジオ」で情報発信をしています。Instagramは高校生の時から使用しているのですが、インドの生活環境やホームステイでしか味わえないこと、そういった地域に根付いた情報を発信することで、インドが愛情に溢れた国なんだということを多くの人に知ってもらいたくて始めました。
ラジオは同じ専攻語の友人の知り合いの方からお声がけをいただいたのがきっかけです。元々府中市の大学生が運営してきたラジオ番組があって、これまで担当していた東京外大の方が卒業されたので後任を探していたそうです。「インドや世界についてちょっと詳しくなれる」をコンセプトにしていて、東京外大の教授やインドに関わる方をゲストとしてお呼びして雑談するという形で進めています。
???今後の目標について教えてください。
ラジオはもちろん、特にInstagramを定期的に更新してもっとたくさんの人にインドのことを知ってもらうことが目標です。来年の2月に、日本向けのインドのスタディツアーを一緒に計画している方がいて、そのような活動を通してインドを体験してもらう場を増やしていきたいとも思っています。将来は、さまざまな形でインドと日本をつなぐことができる人になることが目標です。
本記事は取材担当学生により準備されましたが、文責は、東京外国語大学にあります。ご意見は、広報マネジメント?オフィス(koho@tufs.ac.jp)にお寄せください。