世界言語社会専攻(総合国際学研究科 博士後期課程)

世界言語社会専攻では、世界諸地域の言語?文化?社会を複合的?総合的に捉える視点から教育?研究を行います。専門的知識や研究能力をもちつつ、一方で総合的で柔軟な対応力をもって多面的な課題に取り組むことができる人材を養成し、社会に送り出します。

本専攻には、開設科目の体系を明示するため、4つの教育プログラムを置きます。学生は、主任指導教員が指導する分野のプログラムを選択し、所属プログラム内で体系的に履修するとともに、領域横断的な視座を獲得するため、他のプログラムで開講する隣接分野の科目を幅広く履修することが可能です。本専攻で授与される学位は博士(学術)です。

世界言語社会専攻には、4つのプログラムがあります。

  • 言語文化研究プログラム
  • 国際社会研究プログラム
  • アジア?アフリカフィールド研究プログラム
  • Peace and Conflict Studiesプログラム(10月入学)

言語文化研究プログラム

世界諸地域の言語や文化を個別あるいは対照的に研究対象とするとともに、複言語?複文化の視点を重視し、領域横断的な研究に取り組みます。

[開講科目]言語学/言語情報学/英語学?英語教育学/音声学/ヨーロッパ?アメリカ言語論/アジア?アフリカ言語論/ヨーロッパ?アメリカ文学?文化論/アジア?アフリカ文学?文化論/人間文化論 等


国際社会研究プログラム

世界諸地域の具体的な歴史や社会、文化を分析し、国際社会の問題に取り組むための地域横断的な研究
を行います。

[開講科目]現代世界論/ヨーロッパ?アメリカ地域研究/アジア?アフリカ?オセアニア地域研究/国際関係論 等

アジア?アフリカフィールド研究プログラム

アジア?アフリカを対象に、フィールドワーク手法を特色?強みとする言語学研究、人類学研究、地域研究分野の研究者を養成するプログラムです。

[開講科目]アジア?アフリカフィールド言語学/アジア?アフリカフィールド人類学/アジア?アフリカフィールド地域研究/アジア?アフリカフィールドワーク 等

Peace and Conflict Studiesプログラム(10月入学)

主に紛争当時国などからの留学生を受け入れ、国際社会で活躍し、平和構築に寄与する国際的リーダーを養成します。教育は英語で行われます。

[開講科目]Applied Peacebuilding/Conflict and Social Change/Foundation for Peacebuilding etc.

養成する人材像

  • 世界諸地域の言語の高度な運用能力をもち、その文化?社会に対する的確な知識?知見を身につけ、現代社会における諸課題を複合的?総合的に捉えることのできる人材
  • 言語研究、文学?文化研究、地域研究、国際関係研究、紛争?平和構築研究(Peace and Conflict Studies)等の領域における高度な専門知識を身につけた人材
  • 国内外の大学における研究者、国際機関等の専門職として活躍する高度職業人

2017年度博士論文

  • Post-war instability and Human Security in Nepal
  • Community Forestry in Palpa District, Nepal Impact of Community Forestery in a Local Community
  • 「韓国文化財」形成過程に関する史的考察―植民地期「朝鮮文化財」研究の成立と言説空間の形成―
  • 保留地におけるカトリック?ミッションの存在とラコタ?アイデンティティ形成への影響
  • 現代韓国語の動詞の連体修飾構造に関する研究―動詞の連体形と被修飾名詞の共起様相―
  • ニ格の名詞と動詞からなる連語について
  • 中国語結果補語文における目的語前置現象の意味と構文
  • 満洲国軍朝鮮人の植民地解放前後史―日本植民地下の軍事経験と韓国軍への連続性―
  • Italo Calvino nella letteratura mondiale :la ricezione in Cina e in Giappone
  • Skills and Training Required for Museum Professionals in the Changing Environment Surrounding Museums
  • アラビア語文学史から見る―20世紀のエジプトにおけるナショナリズム―
  • シュティルスキーの詩学―1930年代のチェコ?シュルレアリスム、絵画、写真、コラージュ、詩―
  • ビール騒擾と営業権限―19世紀前半ミュンヒェンにおける都市?営業?民衆―
  • 酒井和也とラテンアメリカの「新たな芸術」―帰国二世アーティストの移動と表現―
  • カナダ?ヌナブト準州のイヌイットの社会変化と教育―イカルイトでの事例研究を中心に―
PAGE TOP