国際日本学部 School of Japan Studies 世界の中の日本を学ぶ 「国際日本」と名の付く学部学科は今や日本全国に数多く存在しますが、本学の国際日本学部の特徴は次の3点にあると言えるでしょう。 日本の社会?文化を、世界のさまざまな社会?文化の一つとして位置づけ、全体的?客観的に把握する態度を養います。社会、文学?文化、言語、言語教育を横断的に学びます。 1学年の4割を占める留学生と共に学びます。講義科目はもちろんのこと、1?2年次にはグループワーク?フィールドワーク中心の授業を通して、異なる背景?母語を持つ学生が協働して課題に取り組みます。 日本語による授業と英語による授業で学びます。日本語と英語で発信する力を養います。 学部ができたのが2019年と新しいように見えますが、この大学には、「IJ共学」などというおしゃれな言葉ができるより前、1985年から、日本人学生と留学生とが同じ授業で学びあう学科がありました。本学の国際日本学部はそのような長い歴史の上に築かれているのです。 この学部は楽のできるところではありませんが、やりがいは保証します。真にやる気のある方の挑戦をお待ちしています。 学びの特長 1. 日本そのものをフィールドとして、多角的な視点で日本を捉え直す 日本そのものをフィールドとして分野を超え、多角的な視点で日本を捉え直します。私たちが暮らす日本という国を、世界の中に位置付けて学ぶのが 国際日本学部です。具体的には、日本の政治?経済?社会?歴史、日本の文学?文化、日本語を学びます。また、世界で日本語を教えるための知識も身に付けることができます。 コース制は取らず、日本と日本語に関わる分野の中から興味のあるものを複数選び、演習に参加して研究技法を身につけます。その後、テーマを絞り込んで卒業研究に進みます。 次の4つの分野の学習?研究ができます。 日本社会分野 日本文学?文化分野 日本語学分野 日本語教育分野 ゼミ案内 - 2. 日本人学生と留学生が一緒に学び、英語と日本語をコミュニケーションツールとして用いる 日本語と英語をコミュニケーションツールとして用い、日本人学生と留学生が一緒に学びます。バックグラウンドの異なる学生が学びの空間を共有し、未来に向かって歩んでいきます。 国際日本学部は、英語でも日本語でも、きちんとしたコミュニケーションがとれるようになることを目標としています。英語で行われる授業も多くありますが、日本語の書く、読む、話す力を高めるプログラムも用意されています。それぞれの運用能力を高めながら、日本を、総合的に学びます。 また、充実した短期留学プログラムや長期留学プログラムにより、学びの場は海外にもつながります。 交換留学が可能な英語圏の留学先(学生交流協定校) 【英国】ロンドン大学東洋?アフリカ研究学院(SOAS)、リーズ大学、マンチェスター大学、エセックス大学【カナダ】ブリティッシュ?コロンビア大学、レジャイナ大学【米国】カリフォルニア大学サンディエゴ校、ニューヨーク州立大学オルバニー校、サンディエゴ州立大学、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校、ネブラスカ大学カーニー校、ハワイ大学マノア校、テキサス大学オースティン校、ジョージ?メイソン大学【オーストラリア】オーストラリア国立大学、メルボルン大学【ニュージーランド】オークランド大学、ヴィクトリア大学ウェリントン など TOPIC 4年間で2つの学位取得が可能 ダブル?ディグリープログラム イギリスのセントラル?ランカシャー大学とのダブル?ディグリープログラムを、2021年度から開始しました。現地へ1年間留学し、さらに双方に卒業研究を提出することで、双方の大学の学士の学位を取ることが可能です。 - 3. 多様な人々と協働する、課題解決型のアクティブ?ラーニング 多様な人々との協働による課題解決型のアクティブ?ラーニングに取り組み、自律性を涵養します。 1年次の「多文化コラボレーション」をはじめ、多くの授業で、問題を発見し、解決の方策を話し合い、実際に行動に移すといった一連の活動を行います。 国際日本学部では、課題解決型の授業に取り組むことで、異なる背景を持った人々と議論しながら共通の課題に取り組む姿勢を養います。日本をフィールドとして、社会、文学?文化、言語、言語教育などの多様な観点から日本の文化や歴史を捉えなおし、客観的な根拠に基づく確かな知識を改めて積み上げます。 - - pick up ! 授業 多文化コラボレーション 担当教員:大津 友美、幸松 英恵、春名 展生、阿部 新、石澤 徹 日本人学生と留学生が協働で調査などを行い、成果を発信する授業です。バックグラウンドが異なる多文化チームが自分たちで設定したテーマに沿って、英語と日本語を交えてグループワークを行います。多言語多文化共生力や行動力?発信力を身につけることを目指します。 - 社会発信型プロジェクトワーク:歴史叙述の(再)構築と異文化理解の促進 担当教員:木村 正美、友常 勉 数名のチームが協働して活動し、共に課題を掘り下げ、調査 分析をし、解決への道筋を探ります。成果を資料にまとめて効果的に発信することにより、社会に向けて 日本について発信したり、共生社会を作り出す上での新たな視点や解決のための方策を見つけ出し、提案する能力を身につけます。 教育支援フィールドワーク:外国語教授法の基礎 担当教員:伊東 克洋、伊達 宏子 日本語教育を含む、外国語教育の理論や教授法について理解し、教室活動への応用を考える授業です。日本人の学生と、これまでさまざまな形で日本語教育を受けてきた海外出身の学生がそれぞれの知見、経験を活かし、クラス内で実際に教室活動を行います。国内?海外で日本語教育を行ってきた教員が指導し、さまざまな観点から新しい教室活動の可能性を探ります。 多文化社会論:多文化共生社会における集団記憶:東アジアにおける「歴史問題」 担当教員:シートン いわゆる「歴史問題」(東アジアにおける帝国主義と戦争の遺症)が特に日中韓関係における大きな課題となっています。この問題についてこの授業では、この分野の諸問題を複数の方向から考えるディベート型の授業を行います。また、フィールドワークを通じて戦争と平和について考えます。 - [TOPIC] 海外の日本研究者による先端的な講義 ロンドン大学SOAS、フランス国立東洋言語文化学院、ライデン大学などから研究者を招へいし、3?4年生向けの専修科目で国際的視座から日本を見る先端的講義を開講しています。 - 世界教養プログラム 言語文化学部、国際社会学部、国際日本学部のどの学部に入学しても、まずは「世界教養プログラム」の科目を履修します。プログラムには文科系だけではなく、理科系の科目もあり、国際社会で活躍するために欠かせない知性と教養を身につけられます。 世界教養プログラムの詳細はこちらをご覧ください。 - ゼミ案内 国際日本学部のゼミは、自分自身が選んだ指導教員のもと、そこで学ぶ他の学生たちとともに、自分自身の研究上の関心と知識を深めながら、新たな視点を獲得してゆく場です。 ゼミは、自分の指導教員の授業そのものであるとともに、指導教員と学生を含むグループのことも意味しています。 4年次から始まるゼミで卒業研究を行います。 詳しくはこちら 学部長メッセージ 学部生活ナビ ~履修?授業?相談窓口~ 教員紹介 進路?就職 受験生向け情報 在学生の方へ 教育に関する基本方針