特別講座《VOLASpecial》全3回 開催報告

VOLASでは、社会連携マネジメント?オフィスと共催で、NGO/NPOの関係者等をゲスト講師としてお招きし、2020年6月に3回の特別講座《VOLASpecial》を実施しました。今期は、コロナウイルス感染対策のためにオンラインでの開催となりました。

第1回
テーマ:ボランティアって何だろう ~外出できなくなって、改めてかんがえたこと~

ゲスト:木下理仁さん
かながわ開発教育センター(K-DEC)事務局長、東海大学国際学科講師、元 東京外国語大学ボランティア?コーディネーター

開催日時:2020年6月10日(水)16:00-17:30 
参加者:16名

木下さんの司会のもと、参加者がグループに分かれて「私たちにできることとは?」を考えました。「誰かが笑顔になる&自分たちが楽しい」プロジェクトを自由な発想で出し合いました。初対面同士でのグループワークになりましたが、終始笑顔のあふれる楽しい時間になりました。

参加者のコメントシートより
  • 「ボランティアってこんなもの」という枠を外してみると、やってみたいことがたくさん見つかると思いました。
  • グループディスカッションを通して自分もボランティアメンバーの一員として活躍できるのではないか、と期待が膨らみました。これからは勇気をもって積極的に行動していけそうです!
  • わくわくすると、どんどん良いアイディアが浮かんでくる感じがしました。
  • クリエイティビティや人とのネットワークなど、ボランティア活動において重要なことを楽しく学んだりして充実した時間を過ごすことができました。
  • 誰かが笑顔になる、活動する自分たちが楽しい、というように、ボランティア活動を考えるときのコアな部分を知ることができました。

第2回
テーマ:難民問題の現状と私たちにできること

ゲスト:芳島昭一さん
国連UNHCR協会(広報啓発事業/難民高等教育プログラム 担当)

開催日時:2020年6月19日(金) 16:00-17:30 
参加者:44名

前半は国際協力事業に携わるためのキャリアプランについて、芳島さんのご経験を交えて話していただきました。後半の難民問題に関する講演では、難民の現状と日本の対応、UNHCR協会の事業内容等を教えていただき、「難民問題に対して私たちができること」を考えました。「難民は普通の人」「難民になりたいと思ってなった人はいない」という言葉が大変印象深く、参加した学生からも多くのコメントが寄せられました。

参加者のコメントシートより
  • 今まで関心はあっても難民について詳しく知る機会がなかったため、このような場に参加することができてよい経験になりました。
  • 難民問題について、具体的な数を聞いて衝撃を受けました。
  • 講師のキャリアについて聞き、今後、自分自身が国際協力に携わっていく道筋を具体的に考える機会になりました。
  • 個人でできることは些細ですが、私と同じように難民について知識がない人たちに関心を持ってもらえるように働きかけたいです。
  • 今回の内容で一番衝撃的だったのは、難民の85%を途上国が受け入れているという点でした。これはやはり喫緊の課題として、今後国際社会で考えていかなければならないと感じました。
  • 日本の難民への対応が厳しいのは非常に重大な問題だと思いました。

第3回
テーマ:私たちにできること ~外大生の挑戦~ COVID-19多言語支援プロジェクト

ゲスト:石井暢さん
COVID-19多言語支援プロジェクト 代表

開催日時:2020年6月25日(木) 16:00-17:30 
参加者:46名

メディアでも話題の「COVID-19多言語支援プロジェクト」について、代表の石井さんに設立の目的や活動内容、反響など多岐に渡って話していただきました。在留外国人の方々の置かれた状況やポストコロナの多文化共生社会についても考える良い機会となりました。社会的危機の中、活躍する先輩に直接話を聞くことができて刺激の多い時間になったようです。

参加者のコメントシートより
  • 多言語情報発信の重要性がよく分かりました。今後の自分の研究にも活かしていきたいです。
  • ゼミで多言語多文化社会について学習していて、外国人にとって住みやすい環境形成にどのような取り組みが行われているのかを調べていました。そこと関連づけることができ、とても興味深かったです。
  • 専攻言語を活かして自分に何ができるだろうかと悩んでいたので、点を点が結びつくことがあるというアドバイスに大変勇気づけられました。
  • コロナ禍の中で何かできることはないか、と迅速な対応でプロジェクトを立ち上げた行動力が素晴らしいと思いました。
  • サークルやNPOの活動など学外の経験も自分の糧になったという発言が印象的でした。私もインターンなどで経験を積んでいきたいと思います。
  • 外大生だからできる社会に対する活動の一例としてとても参考になりました。学生生活のアドバイスもいただくことができて良かったです。
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