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「高額な医薬品と「以薬養医」が引き起こす医療費の上昇 ―中国の医療制度?医療機関?医薬品メーカーが抱える問題―」 窪田道夫
研 究
本研究の目的は、中国において医療費が高騰するメカニズムについて、医薬品の高額化と「以薬養医」(薬価差益によって医療機関の経営を維持する)をキーワードに、医療制度、医薬品メーカー、医薬品を選択する医療機関および医師のそれぞれに見られる問題点を検討することにある。
本調査では、上述の問題の分析のために、研究者、医療機関、政府機関、医師、患者、著名経済誌の記者、医療機器メーカー、医薬品メーカー等それぞれの利害関係者に直接ヒアリングを行う。また調査にあたっては、使用する医薬品の決定権を持つ病院および医師の収入と薬価差益の存在、治療効果が高くなおかつ費用も高い外資系メーカー製医薬品のシェア拡大、医師の収入の低さとリベートの問題に重点をおいた。
なお、本調査に関係する事象として、中国における医療費高騰の問題について、高齢化と医療産業に焦点をあてたものは拙稿[2007]を、医療保険に焦点をあてたものは拙稿[2008]を参照されたい。
詳しくは学術調査報告書(PDF)をご覧ください。
報告者
- 名前: 窪田道夫
- 研究テーマ: 高額な医薬品と「以薬養医」が引き起こす医療費の上昇 ―中国の医療制度?医療機関?医薬品メーカーが抱える問題―
- 渡航先: 中国
- 旅行期間: 平成20年3月9日~平成20年3月23日(15日間)
- 調査旅行の概要: 中国において医療費が高騰するメカニズムについて、医療制度、医薬品メーカー、医薬品を選択する医療機関および医師のそれぞれに見られる問題点を検討するために、研究者、医療機関、政府機関、医師、患者、著名経済誌の記者、医療機器メーカー、医薬品メーカー等それぞれの利害関係者に直接ヒアリングを行った。
- 学術調査報告書(PDF)