柴田隆子 水声社 2021年3月
バウハウスの教育者にして舞台芸術家オスカー?シュレンマー(1888-1943)のモノグラフを本研究グループの研究協力者である柴田隆子さんが出版しました。芸術運動が大きく転換した両大戦間の時代に舞台空間に実験的なパースペクティヴを取り入れたバウハウスのマイスターは、いかなる舞台芸術を構想したのか、豊富な資料をもとにシュレンマーの空間創造の力学に迫った研究書です。
【目次】
序章 空間造形家の誕生
第一章 二つの革命――舞台の再編成
第二章 抽象舞台のメカニック――「人間と芸術的形象」
第三章 身体の位相空間――「人間」の形象表現
第四章 舞台空間の運動学――実験としての「バウハウス?ダンス」
第五章 複数のパースペクティヴ――バウハウス以降の取り組み
終章 オスカー?シュレンマーの舞台芸術
注
参考文献
図版出典一覧
オスカー?シュレンマー略年譜
人名索引
あとがき