世界の文化に触れられる「外語祭」

毎年11月に5日間にわたって開催される、東京外国語大学の「外語祭」。日本にいながらにして外国の雰囲気を味わえるのが、東京外国語大学の学園祭、外語祭です。

外語祭の最大の特徴は「多言語?多文化」。「多言語」を象徴するのが、外語祭の一番の目玉である「語劇」。「多文化」の象徴は実に多彩な世界の料理店。フラメンコ、ベリーダンス、インドネシア舞踊など世界中の舞踊や音楽を、キャンパスの至る所で体感できます。全学生が参加して外語祭の5日間を盛り上げます。

第102回 外語祭 開催情報

2024年秋に開催される第102回外語祭は、以下の日程で行われる予定です。
詳細が決まり次第、外語祭HPにて周知します。

2024年11月20日(水)?24日(日)
東京外国語大学 府中キャンパス
https://gaigosai.com/

さまざまな言語で楽しめる「語劇」

2年生が中心となり、各専攻言語で上演する劇です。大半の学生にとっては入学後に始めた言語ですが、見てくれる人に楽しんでもらえるよう、2年生の4月から約半年間をかけて準備します。まさに、実践的な外国語習得の場! 舞台に立つ学生と、演出や音楽、美術、広報などのスタッフの学生が一つになって最高の舞台を届けます。

「語劇」の歴史とは

語劇の歴史は、1900年に行われた講演会から始まります。各国大使や皇族方も招待され、1000人を超える観客がいたそうです。その後、中断期間や何度かの名称変更を経て、1955年に当時の外語祭と語劇を上演する語劇祭が合併して、現在の外語祭が誕生。語劇は、外語祭を代表する伝統ある催しとして今も愛されています。

専攻地域の料理店

キャンパス中央の円形広場をぐるっと囲むように、約30店舗の地域料理店が並びます。1年生が、自分たちが専攻している地域の料理を研究し、実際に作って提供します。一度にさまざまな国の料理が味わえて、近隣住民の方にも大人気!

第101回外語祭実行委員会委員長インタビュー

五十幡 汐涼さん 第101回外語祭実行委員会 委員長
(国際社会学部 西南ヨーロッパ地域/イタリア語 国際関係コース)

国際色豊かで、学びも豊富。 外語祭は誇れる存在です

外語祭は、いわゆる大学の学園祭ですが、東京外大ならではの特色があります。具体的には、国際色が豊かなことと、楽しみながら学べる場になっていることです。

それをよく表しているのが、1年生が専攻地域ごとに開く料理店と、2年生が中心になって行う語劇です。他にも、世界の民族衣装を着る体験や、さまざまな言語で来場者の名前を書いたキーホルダーを作る企画、また一部のゼミでは研究発表などもしています。

2年次には、私もイタリア語劇の『ピノキオ』に悪いキツネの役で出演しました。授業で学んでいても、イタリア語のセリフには苦労しました。でも、とてもいい経験でした。料理店も語劇も、みんなで取り組むので仲も深まります。高校生のときに外語祭の見学に来て、私は東京外大を志望することに決めました。そのぐらい魅力
的ということです。

2023年は、実行委員長として外語祭の成功を目指しました。我ながら、誇れる学園祭だと思っています。

外語祭実行委員会とは

外語祭の企画運営に携わる学生組織。4万人を超える来場者がいる中、例年スムーズに進行できているのは、総勢約150名の委員会メンバーが一丸となって、丁寧に準備を進めているからです。

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