TUFS Cinemaで『ガザ=ストロフ –パレスチナの吟–』日本初公開&緊急上映
2024.06.03
2024年5月10日(金)、アゴラ?グローバル プロメテウス?ホールにおいて、TUFS Cinema パレスチナ?ドキュメンタリー映画『ガザ=ストロフ –パレスチナの吟(うた)–』の上映会を開催しました。
フランス人監督のサミール?アブダラ氏とケリディン?マブルーク氏が2009年に撮影したフランスのドキュメンタリーである本作が日本での初上映に至ったのは、マブルーク監督の友人でもあり、今回解説と通訳を務めた二口愛莉氏(本学フランス語科卒業)の元に、2023年10月中旬、イスラエルによるガザ地区への軍事攻撃が始まってから10日後に届いた一通のショートメッセージがきっかけでした。メッセージを受け取った二口氏は急遽、日本公開を目指して自ら字幕翻訳に取り掛かり、同じ本学出身の友人を中心に配給団体Shkranを立ち上げ、今回の上映に至りました。
本編上映後はチュニジア在住のマブルーク監督と会場を繋ぎ、トークセッションが開催されました。ガザの状況がニュースを通じて世界に発信される時、「死者は●万人です」と数字で語られることが多いわけですが、ガザに住む一人一人の顔を写真に収めた「GAZA FACES」という国際的な取り組みが紹介されました。「欧米の人たちからガザの一人一人の生活や表情は見えていない」と力を込めるマブルーク監督のトークに参加者たちが熱心に耳を傾けていました。
上映会には学生を中心とした若い世代のみならず幅広い世代の方々(約300人超)が訪れ、熱気を帯びたままトークセッションが終了しました。