本学学生が中検スピーチコンテスト通訳部門で最優秀賞を受賞
2024.11.19
2024年10月5日(土)に目白大学で開催された中検スピーチコンテスト(主催:日本中国語検定協会)において、言語文化学部4年の木原由華さんが通訳部門の最優秀賞を受賞しました。通訳部門は、出題者が読み上げる日本語及び中国語の逐次通訳を行います。
木原さんの受賞コメント
私は幼い頃から中国語と日本語の言語環境に恵まれ、両言語を極めること一心で学習を深めてきました。大学入学後も、ビジネス翻訳の講義や言語関連の活動に積極的に取り組み、数々の資格を取得するに至りました。中検のスピーチコンテストはこれまで毎年関西で開催されていたため、存在を知りながらも縁がなかったのですが、今年は東京を会場とする情報が偶然耳に入り、私の心に火がつきました。
このコンテストには3つの部門が立てられ、それぞれ予選を通過しての出場となっていました。私は自分の専門に対する力試しをしようと、迷いもなく一番難しい通訳部門への初出場を決意しました。というのも、これまで翻訳を中心としてきたため、その場での「通訳」は私にとってハードルが高く、かつてない挑戦となりました。
当日は多くの日中関係者が来場したことに加え、「暗唱部門」と「スピーチ部門」の発表が先にあったため、自分の番がとても待ち遠しく思えました。他の出場者はみんなかなりの実力を持っており、見事な通訳をされていました。私は自分の番になると、緊張をしながらも自分のパフォーマンスだけに集中し、一字一句を聞き取るのではなく、全体の話を掴んで自分の言葉で伝えるよう心がけました。
今回の受賞は正直予想外の結果であり、自分の成長へ大きく繋がったと実感しております。中国語は私の人生においてかけがえのない存在であり、生涯かけて学習を続ける学問だと思うばかりです。