コミュニティ通訳研究ゼミ学生が府中市に暮らす外国人のための転入手続きガイドブックを作成

2024.01.29

2024年1月19日(金)、言語文化学部コミュニティ通訳研究ゼミ(指導教員:内藤稔)の学生が「インターンシップ」の一環として、「府中市へようこそ!転入手続きガイドブック」の完成報告会をZOOM形式にて開催しました。

コミュニティ通訳研究ゼミでは、府中市ならびに府中国際交流サロンとの協働により、「外国人のためのやさしい生活便利帳」の作成を重ねており、これまで「防災」、「ごみ出し」、「高校進学」、「公共施設」、「部屋探し」、「散歩スポット」、「妊娠?出産」などをテーマとして取り上げてきました。

今年度は「府中市へようこそ!転入手続きガイドブック」の作成にあたりました。今回作成したガイドブックは、これまでのガイドブックと同様、後日、紙媒体として市内で配布されるほか、ウェブでも公開される予定です。

完成報告会当日は、ガイドブックの内容や作成の経緯などに関する発表の後、担当した学生と参加者、ならびに府中国際交流サロンのボランティアや学習者等との間でブレイクアウトセッションを用いた意見交換の機会もあり、各ルームにおいて活発な議論がなされました。

以下、完成報告会に参加した学生のコメントです。

  • 飯塚歩美(言語文化学部 ドイツ語)
    今回ガイドブックを作成して、転入に伴って想像以上に多くの難しい手続きがあることに驚かされました。情報過多にならないように必要な項目を吟味することや、日本人でも難しい内容をいかに外国人の方にもわかりやすい「やさしい日本語」で説明するかということは決して簡単ではありませんでしたが、ゼミ内で小さな部分にもこだわって議論を重ねることで、全員が納得のいくものが出来上がったと感じています。協力していただいた皆様に感謝申し上げますとともに、いつかこのガイドブックが外国人の方が府中市で良いスタートを切る助けになることを願っています。
  • 小林美稀(言語文化学部 マレーシア語)
    今年度は日本人にとっても複雑な「外国人の転入手続き」をテーマに生活便利帳を作成しました。転入後すぐの生活で知っておきたい情報の取捨選択から、「やさしい日本語」でどう説明するかまで、ゼミ生で何度も議論を重ねました。より多くの皆様にこの便利帳を手に取ってもらい、府中市での新生活を始めるにあたって、役立てていただければと思います。多くのお力添えをいただいた府中市役所と府中国際交流サロンの皆様に、心から感謝申し上げます。
  • 江畑 実咲(言語文化学部 英語)
    昨年秋から、転入手続きについてのガイドブック作成と「やさしい日本語」版の転入届作成という二つのプロジェクトを同時並行で進めてまいりました。作成の過程で各所との連携をサポートしてくださった府中市役所多様性社会推進課のお二方、見学に伺わせていただき、作成したガイドブックへのご意見も多く出してくださった府中国際交流サロンの皆様、インタビューや庁舎訪問に対応していただいた府中市役所総合窓口課の職員の皆様など、たくさんの方々のお力添えのもとで完成させることができたと思っております。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
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