コミュニティ通訳研究ゼミ学生が府中市に暮らす外国人のための妊娠?出産ガイドブックを作成
2023.02.01
2023年1月27日(金)、言語文化学部コミュニティ通訳研究ゼミの学生が「インターンシップ」の一環として、「外国人のための妊娠?出産ガイドブック」の完成報告会を行いました。昨年度に引き続き、今年度の完成報告会もオンライン(ZOOM)による開催となりました。
コミュニティ通訳研究ゼミでは、府中市ならびに府中国際交流サロンとの協働により、「外国人のためのやさしい生活便利帳」の作成を重ねており、これまで「防災」、「ごみ出し」、「高校進学」、「公共施設」、「部屋探し」、「散歩スポット」などをテーマとして取り上げてきました。
今年度は「外国人のための妊娠?出産ガイドブック」の作成にあたりました。今回作成したガイドブックは、これまでのガイドブックと同様、後日、紙媒体として市内で配布されるほか、ウェブでも公開される予定です。
完成報告会当日は、ガイドブックの内容や作成の経緯などに関する発表の後、学生と府中国際交流サロンのボランティアとの間で質疑応答が行われました。質疑応答の場ではボランティアやその他、参加した学生から貴重なフィードバックがあり、盛会となりました。またその後にはブレイクアウトセッションを用いた意見交換の機会もあり、各ルームにおいて活発な議論がなされました。
以下、完成報告会に参加した学生のコメントです。
原みゆうさん(言語文化学部 英語 3年)
府中市で赤ちゃんを産んで子どもを育てたい、そのような思いを持つ外国人住民の方々に分かりやすく妊娠?出産の情報を伝えられるようにガイドブックを作成しました。子育てについての質問を誰に聞いたらいいのか分からない、必要な情報が見つからない、といった方々の助けになることができれば幸いです。作成するにあたって、府中市役所と府中国際交流サロンの皆様が積極的に意見を出してくださいました。これを元に私たちゼミ生で試行錯誤を重ねた結果、無事に完成することができました。ご協力ありがとうございました。
増井千佳子さん(言語文化学部 マレーシア語 3年)
今回は日本語を母語としない外国人向けに妊娠から出産、子育てまでをテーマとしたガイドブックを作成しました。複雑な情報を「やさしい日本語」でどう説明するか、手に取りやすいデザインは何か、ゼミ生一同議論を重ねつつ、府中市役所ならびに国際交流サロンの方々に多くのお力添えをいただきこのガイドブックを完成させることができました。このガイドブックが日本で新しく子どもを迎え、家庭を築いていく外国人の方々にとって助けになることを願っています。