本学学生らが新美南吉『ごんぎつね』をアラビア語翻訳
2022.02.24
本学学生の吉岡珠実さん(言語文化学部アラビア語2年)が、本学のフセイン?ハルドゥーン特任講師(アラビア語外国語教員)との共訳で、新美南吉の『ごんぎつね』のアラビア語版を刊行しました。2022年2月17日(木)、両氏は、林佳世子学長を訪問し、同書を謹呈しました。
吉岡珠実さんのコメント
ひと通りの文法学習を終えた1年の冬学期、大好きなアラビア語を使って何かできないかと思いついたのが絵本の翻訳でした。小学生のときに読んだ『ごんぎつね』が最初に頭に浮かび、実家にあった絵本を手に取りました。すると、作者の新美南吉さんがなんと東京外国語大学の卒業生だということが分かり、これは訳すしかない、と挑戦を始めました。思いつきから始めたプロジェクトでしたが、特任講師のハルドゥーン先生にお見せしたところ、校正に加え本格的な翻訳の仕方をご教授してくださり、アラブの国には少ないアラビア語の絵本を実際に作ってみよう、というご提案をいただきました。さらに青山弘之教授からたくさんのご助言やご協力をいただき、今回の試みを実現することができました。日々学んでいる専攻言語の学習成果を、目に見える形として表現できる機会をいただいたことに感謝し、これから更に頑張りたいと思います。