本学学生が全国学生英語プレゼンテーションコンテストにおいて入賞
2021.01.12
2020年11月に行われた第9回全国学生英語プレゼンテーションコンテスト(主催:神田外語グループ、読売新聞社)において、本学学生の石田凌太さん(国際社会学部 西南ヨーロッパ地域 4年)がトップ50賞を受賞しました。
本大会には、全国から1077名もの学生が参加し、263名が2次予選に進出しました。中国体彩网手机版の感染拡大を受けて、第2次予選はオンラインで開催されました。
受賞した石田凌太さんからの感想とレポートをご紹介します。
感想とレポート:石田凌太さん
<出場のきっかけ>
国際教養大学に通う友人から一緒に出場してみないかと誘われたことがきっかけです。「大学生最後に何かに本気で挑戦したい!」そういう思いから参加を決めました。国際教養大学の友人1人と同大学の彼女の友人1人の計3人で参加しました。後者の方とは初対面だったのですが、知らない人と協力して何かを成し遂げるのも新鮮だと思い、最初から最後まで楽しくできました。また私の友人の中には本大会で優勝、インプレッシブ賞を受賞した方がいたので、自分にももしかしたらできるかもと思うようになりました。
<大会までの準備>
参加を決めたのが一次予選の1ヶ月前だったので、急ピッチで準備をしました。まずテーマにかんして、3つのうちから1つ選べるのですが、私たちは全員、教育に興味があり、もっと日本の教育をよくしたいという思いもあったため、「これからの時代に必要な教育のあり方を提案!」というテーマを選びました。予選の直前1週間は、毎日夜22時ごろから遅い時は1時まで、加えて私と友人2人の居住地が離れていたので、ZOOMで話し合いをしていました。お互い学生で、課題やアルバイトで忙しいなか、優勝したいという思いから、皆で楽しんでプレゼンを作ることができました。
また、教育を専門に研究されている研究者や学生、プレコンで入賞したことのある先輩などと話して、内容をブラッシュアップしていきました。英語にかんしては小学校、高校の頃のALTの先生などからアドバイスをもらっていました。協力してくださったみなさまには本当に感謝しています。
<プレゼンテーマについて>
もともと私たち3人は、ジェンダーに興味があったのでジェンダー問題を解決する方向でプレゼンをしようと考えていました。しかし話し合いの過程で、ジェンダーだけでなく複雑な問題が絡み合った問題と直面し、悩みを抱える全ての子どものためになるようなことをしようという方向性になりました。そこで、私たちは自分たちの過去の悩みを共有しました。セクシュアリティ、貧困、いじめなどお互いの辛かった経験をシェアしました。また私たちの周りでも、国籍、肌の色、宗教、DV、避妊などさまざまな問題があることについても話し合いました。
そこで私たちは、①安心して悩みを打ち明けることができ、②同様の経験をした同年代、歳上の人の話を聞ける、③地理的制約を受けない、という3つの軸をもったオンラインプラットフォームをプレゼンで提案することにしました。しかし準備を進めていく中で、オンラインであるが故の問題、このアイデアに新規制を持たせるにはどうするのか、教育に対する影響はどのように測るかなど、さまざまな課題に直面しました。一つ一つ課題に対して、解決策を考え最終的には、自分たちの満足のいくプレゼンをつくり上げることができました。
<大会参加を通して得たもの>
最終的に目標であった最優秀賞はとれなかったものの、「トップ50賞」をいただきました。結果はやはり悔しかったですが、ここまで頑張れたことに対して、賞をもらえたことに対して喜びあいました。
本大会に参加し、本気で何かに打ち込むことの楽しさを久しぶりに感じることができました。コロナウイルスの影響で一人になる時間が多く、精神的に辛くなってしまうこともあるのですが、人と関わる時間をつくったり、打ち込めることを見つけることで、毎日が前より少し楽しくなりました。
また、自分たちが日常の中で感じている問題を本気で考え、解決するためのアイデアを考えるという作業は今後の自分にとっても重要であり、貴重な経験だったと思います。
最後に、この大会で初めて出会った友人とはまだ対面で会ったことがないですが、今も連絡を取り続けており大切な一人の友人です。3人で協力し、頑張れた過程が、今回私の得られた一番の宝物です。
一緒にコンテストに出場した国際教養大学に通う友人と記念写真
参照:
本大会ウェブサイト
https://www.kandagaigo.ac.jp/contest/