山形スタディツアー報告会開催
2019.04.12
2019年3月8日(金)、山形県寒河江市?飯豊町の協力のもと行われた授業「インバウンド推進?地域活性化のためのスタディツアー」の全体報告会が行われました。
この授業は、日本社会が構造的に抱える問題を現地で考える機会を持つとともに、地域の活性化に資するインバウンド推進のありかたを、地域住民とともに探ることを目的に企画され、冬学期は寒河江市と飯豊町で実施しました。今回の報告会は、2つの自治体参加学生が一同に介して、お互いの成果を全体に披露するために行われました。
1月、2月に開講されたこの授業では、本学の日本人学生と留学生がともに山形県寒河江市、飯豊町のいずれかに滞在しました。
寒河江市に滞在した学生は、地域の歴史や文化、現在の産業などを学び、2月1日(金)~2月3日(日)に現地で開催された「第4回やまがた雪フェスティバル」へブースを出展し、運営に携わりました。また、高齢者の雪かきのお手伝い、慈恩寺への訪問、小学校への訪問などを通じて、寒河江市の方と交流し、インバウンド推進への方策を話し合いました。
飯豊町に滞在した学生は、いくつかのグループに分かれ、それぞれの課題解決型学習を行いました。今回取り組んだ課題は、地元のお米の輸出戦略、具体的な観光プランの作成、効果的な広報の仕方、コンテンツ作りなど多種に及びました。このほか、2月23日(土)に現地で開催された「中津川雪まつり」に、かまくら作りや料理店の出店などで参加しました。
そして、これらの成果をブログやInstagramにまとめて共有し、公開しました。
東京外国語大学 山形スタディツアーHP:https://tufsyamagata.jp/
寒河江市スタディツアーInstagram(@ sagae_studytour):https://www.instagram.com/sagae_studytour
本授業実施にあたっては、株式会社JTBグローバルマーケティング&トラベル(JTBGMT)及び独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)、そして山形県の協力を賜りました。
報告会では、本スタディツアーの担当である篠原琢教授(大学院総合国際研究院)の挨拶の後、寒河江市、飯豊町の順で参加学生が、スタディツアーの活動内容?課題解決型学習の成果(企業や自治体への提言)を発表し、それぞれの自治体関係者の方からコメントをいただきました。
報告会には、山形県の2つの自治体関係者、山形県関係者、JETRO山形、JTBGMT、そして本学卒業生で本スタディツアー発起人のお一人である荒川詔四氏(ブリジストン相談役)をはじめ、教員や学生たちで盛況のうちに終了しました。