MIRAI生の連続企画「TUFS vs AI」でチャットGPTのワークショップを開催
2023.05.25
今後、社会の広い領域で人工知能の存在感は不可逆的に増していくことが予想されます。言語研究と地域研究を二本柱とする本学での教育?研究現場も無関係ではいられません。
本学では、多文化共生イノベーション研究育成フェローシップ(MIRAI)と学際研究共創センター(TReNDセンター)の共催で、連続企画「TUFS vs AI」をスタートしました。本連続企画は、MIRAIフェローシップ生の長谷川健司さん(博士後期課程)が企画立案し、本年度を通して継続実施する予定です。
2023年5月17日(水)、その第1回企画として「vs ChatGPT round1 —AI時代の大海原に漕ぎ出すには—」と題して、本学の学生(学部生?院生)、教職員、研究者の方々を対象にワークショップを開催しました。生成系AIに対する関心の高さを反映して、56名のお申込みがあり、うち30名で対面ワークショップを実施しました。
ワークショップでは学部1年生から教員までが肩を並べて、たいへんな盛り上がりとなりました。各グループが「今日の献立」や「レポート課題」「旅行計画」「小説」といったテーマ課題を設定し、チャットGPTを実際に使いながら、それぞれにユニークな対話を繰り広げていたのが印象的でした。実際に手を動かしながら対話することで、一人で抱えていたモヤモヤが共同で取り組むことのできる「問い」へとどんどん言語化されていく、そのような白熱した場となりました。
イベント終了後のアンケートを、生成系AIのチャットGPT(モデル:GPT-4)で5つのカテゴリーに集約させ、さらに要約(※)するよう指示しましたのでご紹介します。
項目:ためになったこと
- チャットGPTの理解と活用 ※うまく活用する方法を学んだ
- プロンプト(AIに指示する際に入力する指示文)の重要性 ※プロンプトが重要であることを理解した
- グループディスカッションの効果 ※新たな視点を得られた
- AIとの対話スキル ※特定のスキル?戦略が必要であることがわかった
- チャットGPTの可能性と限界 ※GPTの可能性と同時に、その限界を理解することが重要である点を学んだ
項目:感想
- 参加者同士の交流?多様な視点 ※異なる年齢?バックグラウンドの人と交流ができ、多様な視点を得られた
- チャットGPTの使い方?心構え ※GPTの知識や使い方が学べ、AIに対する心構えができた
- チャットGPTの限界?適切な使い方 ※質問の仕方で回答が大きく変わることを学べた
- 専門家の意見?深い理解 ※専門家の意見を聞いてみたいと思った
- イベントの楽しさ?勉強になる経験 ※今後もチャットGPTを使って遊んでみたいと思った
本連続企画では、今後も積極的に生成系AIと大学の未来について考えていくための場を提供していく予定です。最新情報?企画の趣旨は WEBサイトにてご確認ください。
https://trend-mirai.notion.site/2023-TUFS-vs-AI-bbd78c618a8b40c1b764193e544462af
参照
?多文化共生イノベーション研究育成フェローシップ(MIRAI)奨学生制度
(リンク:https://www.tufs.ac.jp/education/pg/support/mirai.html)
?イベント情報:2023年度連続企画【TUFS vs AI】 第1回「vs ChatGPT Round1 -AI時代の大海原に漕ぎ出すには-」
(リンク:https://www.tufs.ac.jp/event/2023/230517_1.html)
お問合せ先
研究協力課
TEL 042-330-5898
Email kenkyu-gs[at]tufs.ac.jp([at]を@に変えて送信ください)