菊池 陽子 (KIKUCHI Yoko)
氏名 / Name | 菊池 陽子 (KIKUCHI Yoko) |
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所属職名 / Affiliation | 大学院総合国際学研究院/教授 Institute of Global Studies/Professor |
電子メール / Email | kikuchiyoko@tufs.ac.jp |
ウェブページ / Website | |
学位 / Degree |
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研究分野(e-Rad分野) / Research Field(s) (by e-Rad) |
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研究キーワード / Research Keywords |
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自己紹介 / Biography
ラオスは東南アジア大陸部の中心に位置する海のない国家です。最近少しずつ知名度も上がってきましたが、まだまだ日本では情報の少ない国家の一つです。さすがに最近ではなくなりましたが、15年位前は郵便局へラオス宛の手紙を出しに行くと、「国名をきちんと書いてください。」とか、「アフリカですね。」なんてよく言われたものです。そんなラオスと何故関わりを持つようになったのでしょうか?
早、20年弱になるラオスとのお付き合いのはじまり、それは初対面の方が必ず私に尋ねる質問です。そんな時、私はとても困ってしまいます。「何故ラオスと関わりを持つようになったの?」「何故、ラオス史を専攻したの?」自問しても、他人が納得してくれるような明解な答えは出てきません。自分でも定かに覚えていないようなささやかなきっかけや、偶然が積み重なってラオス史を学ぶ方向に向いていったとしか考えられないからです。しかし、私がお付き合いをはじめたラオスは、知れば知るほどわからないこともたくさん出てきますが、大きな魅力を持つ国でした。ゆったりとしたメコン河の流れ、メコン河に沈む夕陽、緑あふれる国土、そして笑顔の素敵な人々??????。そんなラオスに魅せられて、これまで関わりを持ち続けてきました。専門であるラオス近現代史は、まだまだわからないことも多く、研究課題は山積みです。わからないことが多すぎて、迷路に入り込んでしまったように思うときもありますが、これからもラオスを少しでも理解するために、研究に取り組んでいこうと思っています。
早、20年弱になるラオスとのお付き合いのはじまり、それは初対面の方が必ず私に尋ねる質問です。そんな時、私はとても困ってしまいます。「何故ラオスと関わりを持つようになったの?」「何故、ラオス史を専攻したの?」自問しても、他人が納得してくれるような明解な答えは出てきません。自分でも定かに覚えていないようなささやかなきっかけや、偶然が積み重なってラオス史を学ぶ方向に向いていったとしか考えられないからです。しかし、私がお付き合いをはじめたラオスは、知れば知るほどわからないこともたくさん出てきますが、大きな魅力を持つ国でした。ゆったりとしたメコン河の流れ、メコン河に沈む夕陽、緑あふれる国土、そして笑顔の素敵な人々??????。そんなラオスに魅せられて、これまで関わりを持ち続けてきました。専門であるラオス近現代史は、まだまだわからないことも多く、研究課題は山積みです。わからないことが多すぎて、迷路に入り込んでしまったように思うときもありますが、これからもラオスを少しでも理解するために、研究に取り組んでいこうと思っています。
主要研究業績 / Main Research Publications
論文 / Papers
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「日本軍のシェンクワン進駐―シェンクワンにおける仏印武力処理とその後を中心に―, 東京外大 東南アジア学, 28 巻, 72-94, 2022年
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日本軍のビエンチャン進駐―ビエンチャンにおける仏印武力処理とその後を中心に―, 東京外大 東南アジア学, 27巻, 128-153, 2022年
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日本軍のサワンナケート進駐―サワンナケートにおける仏印武力処理とその後を中心に―, 東京外大 東南アジア学, 26巻2020年
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日本軍のタケク進駐-タケクにおける仏印武力処理とその後を中心に-, 東京外国語大学論集, 100巻, 287-300, 2020年
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日本軍のラオス南部進駐―仏印武力処理後のパクセを中心に―, 東京外大 東南アジア学, 25 巻, 48-62, 2019年The invasion of the Japanese Army in Southern Laos -Focus on Pakse after the Japanese Coup de Force in Indochina- , Southeast Asian Studies:Tokyo University of Foreign Studies, 25 , 48-62, 2019
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日本軍のルアンパバーン進駐, 東京外大 東南アジア学, 24巻, 100-117, 2019年The invasion of the Japanese Army in Luang Pabang,Laos, Southeast Asian Studies:Tokyo University of Foreign Studies, 24, 100-117, 2019
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ラオス史のなかの「日本」, アジア太平洋討究, 31号, 31-46, 2018年"Japan" as Described in the Official History of Laos, Journal of Asia-Pacific Studies, (31), 31-46, 2018
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Japanese Involvement in Laos:From the Invasion of the Japanese Army in Northern French Indochina in 1940 to the End of World War Two, Vietnam-Indochina-Japan Relations during the Second World War: Documents and Interpretations, 60-70, 2017年
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ラオス独立へむけたラオ?イサラ亡命政府の試み, 史滴, 35号, 220-235, 2013年Lao Issara in Exile-The pursuit of independence-, shiteki, (35), 220-235, 2013
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ラオスの国民統合に関する一考察 -歴史の「語り」と記念日を中心にー, 史論, 66 号, 106-122, 2013年Notes on National Unity of Laos -Based on Narrative Histories and Commemoration Days-, Historica(shiron), (66 ), 106-122, 2013
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ラオス?日本関係の一考察 -第2次世界大戦期を中心に-, アジア太平洋討究, 20号, 75-87, 2013年Laos-Japan Relations During WWⅡ , Journal of Asia-Pacific Studies , (20), 75-87, 2013
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1940年代初期のラオスに対するタイの宣伝活動とフランスの対応, 東南アジアにとって20世紀とは何か-ナショナリズムをめぐる思想状況-, 6巻, 23-38, 2004年Thai propaganda toward Laos and French response in 1940's, Southeast Asia in 20th Century -Some Aspects of Nationalism, 6, 23-38, 2004
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ラオスの国民国家形成-1940年代を中心に-, 岩波講座 東南アジア史8 国民国家形成の時代, 8巻, 149-171, 2002年
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フランス植民地期、ラオス語正書法の確定-ラオスナショナリズムの一底流-, 史滴, 19号, 78-91, 1997年
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タケークの戦い-ラーオ?イサラ運動の一局面-, 史論, 50号, 31-48, 1997年
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ラオスの形成-「ラーオニャイ」新聞の分析を通して-, 早稲田大学大学院文学研究科紀要, 4巻42号, 25-37, 1997年
書籍等出版物 / Books and Other Publications
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岩國大佐ハノイ日記 1944年12月29日-1946年5月3日, 東京外国語大学海外事情研究所, その他, 共編者(共編著者), 2021年
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画像史料論, 東京外国語大学出版会, 学術書, 共著, 2014年
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東南アジアを知るための50章, 明石書店, 一般書?啓蒙書, 共著, 2014年
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ラオスを知るための60章, 明石書店, 一般書?啓蒙書, 共編者(共編著者), 2010年
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ラオス史, 株式会社 めこん, 学術書, 単訳, 2010年A History of Laos, mekhong, Scholarly book, Sole translator, 2010
MISC / MISC
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第二次世界大戦期の日本?ラオス関係に関する史資料の所在と研究状況, 第二次世界大戦期のインドシナ?タイ?そして日本?フランスに関する研究蓄積と一次資料の概観-研究のさらなる進展を目指して-, 早稲田大学アジア太平洋研究センター, 記事?総説?解説?論説等(国際会議プロシーディングズ), 単著, 2015年Laos during World War Ⅱ:Overview of Existing Literature and Related Documents, Indochina, Thailand, Japan and France during World WarⅡ:Overview of Existing Literature and Related Documents for Future Development of Research, Waseda University Institute of Asia-Pacific Studies, Article, review, commentary, editorial, etc. (international conference proceedings), Single Author, 2015
Last updated on 2024/10/28