東京外国語大学
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活動報告

新春 地域講演会「揺れる中東ー秩序は再建できるか、米ロ と域内大国の関係を軸に展望する」開催報告

2019.01.09

開催概要

2019新春特別企画として、社会?国際貢献情報センター地域講演会×TUFSオープンアカデミー特別講座を開講いたしました。

講師: 中? 俊裕  氏(帝京?学経済学部教授、元?本経済新聞社編集委員)

場所: 一般社団法人 日本倶楽部(東京都千代田区)

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開催日

2019年1月7日(月)14:00-15:30

概要/内容

概要

中西講師は、現在は大学にて教鞭をとっているが、元日本経済新聞記者であり、中東においてバーレーンなど複数の地での駐在経験もあり、要人への会見も含め中東に関わる知見も豊富な人物である。

講演では、膠着状態にあるシリアを中心とした中東情勢が取り上げられ、その背後にあるロシアやアメリカの動きも詳しく説明された。バッシャール?アサド大統領の父ハーフィズ?アサド氏の時代からシリアとロシアの関係には特別なものがある。混迷するシリア情勢の中で、影響力拡大を図るロシアについての説明は関心をそそるものであった。

話題はアメリカにも広がり、アメリカのイラク駐留軍の撤退の動きなど力の空白状態、そして、それを背景とするロシアの中東への関与の活性化についてもわかりやすく話が進められた。スンニ派諸国とシーア派諸国の動きやカショギ事件に関連して取り上げられた中東情勢についての説明は興味深いものであった。ロシア、アメリカ以外にもサウジアラビア、イラン等が複雑に絡む不安定な状況の中東は今後とも目が離せない様相を示している。

現場体験のある元ジャーナリストならでは今回の講演は中東の現状を知る上で聞き応えのある内容のものであった。