TUFS Cinema バスク映画特集(1)リズム?インプロヴィゼーション?ダンスの魅力(リズム編)『遊牧のチャラパルタ?バスク幻の伝統打楽器奏者オレカTXの旅?』
東京外国語大学TUFS Cinemaは、映画を通じ、世界の諸地域における社会?歴史?文化の理解を深めることを目的として行われています。このバスク映画特集では、3週連続で計3本の映画が上映されます。特集のサブタイトルは「リズム?インプロヴィゼーション?ダンスの魅力」となっていますが、この作品からは、とくにリズム(律動?旋律)と楽曲の魅力が見て取れることでしょう。
開催情報
日時 2023年12月1日(金)18:15開映(18:00開場、20:45終了予定 )
会場 東京外国語大学 アゴラ?グローバル プロメテウス?ホール
プログラム
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映画『遊牧のチャラパルタ?バスク幻の伝統打楽器奏者オレカTXの旅?』 本編上映(86分)
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上映後トーク 萩尾 生(東京外国語大学教授)、ガリ?オルティゴーサ(東京外国語大学非常勤講師)
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司会 萩尾 生
その他 入場無料、事前登録制(先着500名)、一般公開
主催:東京外国語大学TUFS Cinema
後援:エチェパレ?バスク?インスティテュート
協力:株式会社プランクトン
東京外国語大学多言語多文化共生センター
- このイベントは、東京外国語大学 建学150周年記念タイアップイベントです。
事前登録フォーム
事前登録制での開催となります。
登録フォーム
https://sanda.tufs.ac.jp/event/tc231201form/
※ フォーム登録後に登録メールアドレスに受付完了メールが届きます。当日、入口にて受付完了メールをご提示いただきますので、ご準備くださいますようお願い申し上げます(スマホ画面で問題ありません)。
※ 事前登録がなくてもご来場いただくことは可能ですが、会場入口で参加登録をしていただきますので、事前にご登録いただくとスムーズにご入場いただけます。定員を超える場合は、事前登録を済ませた方を優先させていただきます。
作品紹介
『遊牧のチャラパルタ?バスク幻の伝統打楽器奏者オレカTXの旅?』
監 督 ラウル?デ?ラ?フエンテ
脚 本 アルカイツ?マルティネス?デ?サン?ビセンテ(オレカTX)
イゴル?オチョア(オレカTX)
パブロ?イラブル
ラウル?デ?ラ?フエンテ
撮 影 ラウル?デ?ラ?フエンテ
音 楽 オレカTX ほか
製 作 イゴル?オチョア(オレカTX)
出 演 者 オレカTX、ミケル?ラボアほか
2006年/スペイン/86分/バスク語/日本語字幕
原題 N?madak TX
受賞歴:サン?セバスティアン国際映画祭[CICAE]部門賞(2006年)ほか多数
あらすじ
チャラパルタとは、かつてその奏者が途絶えかけたことのあるバスクの伝統打楽器のことだ。「オレカTX」と名乗る2人組みのバスク人奏者は、そんなチャラパルタを携え、異郷の自然文化環境の中にあえて飛び込む旅に出る。そして、インドの被差別民、北極圏のサーミ人、西サハラのベルベル人、モンゴルの遊牧民など、辺境に生きる「ノマドの民」の音楽と向き合い、対話し、解け合っていく。それは自分たちの音楽のルーツを振り返るとともに、新たな音とリズムの可能性を探し求める旅でもあるのだ。
本作について
バスクの2人組みチャラパルタ奏者「オレカTX」の放浪をドキュメンタリータッチで描いた秀作である。チャラパルタとは、何の変哲もない数本の木板を2人の奏者がばちで撞くように叩く、ミニマルなバスク伝統打楽器を指す。かつては伝達通信手段に用いられていたらしい。20世紀半ばに奏者がおよそいなくなったこの楽器は、いまでは再生?復興し、和太鼓との共演を含め、世界中に音を鳴り響かせている。本作からは、過去の伝統を尊重しつつもそこに固執せず、外界の多彩な要素に触れて新たな可能性を模索する「オレカTX」の瑞々しい感性が、音と映像を通して伝わってくる。オレカorekaとはバスク語で《釣り合い》を意味する。原題のN?madak TXとは《ノマドの人びと》のことだ。TXはチャラパルタtxalapartaの頭文字である。(萩尾 生)
上映後トーク
萩尾 生
東京外国語大学教授
専門はバスク地域研究/言語社会学。マイノリティとしての烙印を押されたバスク語とバスク文化を存続?教育?普及していくことの意味を問い続けている。2009年にバスク州政府から公認された「東京バスクの家」の創設にも携わる。日本語による主な業績として『現代バスクを知るための60章[第2版]』(共編著、明石書店、2023年)、『バスク地方の歴史』(単訳、明石書店、2018年)、『バスク人』(単訳、白水社、1992年)、『バスク初文集』(共訳、平凡社、2014年)などがある。
ガリ?オルティゴーサ
東京外国語大学非常勤講師
バスク地方生まれ。バスク大学で翻訳·通訳を専攻し、2012年に卒業。その間、1年間イギリスに留学。2013年から翌年までドイツのフランクフルト大学バスク語学科にてインターンとして勤務。その後来日し、2015年より立命館大学の日本語と言語学を中心にした特別講座で学び修了。2020年からバスク語とバスク文化の対外普及を目的としたエチェパレ·インスティチュートの講師として東京外国語大学でバスク語とバスク文化·社会·歴史の授業を担当。同年から日本在住バスク人とバスク文化愛好者を集める東京バスクの家の代表理事としても活動。他に東京外国語大学などでスペイン語非常勤講師を務め、インスティトゥト·セルバンテス東京でバスク文化講座を担当。
保育所のご案内
TUFS Cinema上映の間、2022年9月に東京外国語大学国際交流会館前に開園しました「PAL国際保育園@東京外大」にて一時保育のご利用が可能です。
PAL国際保育園@東京外大:https://seiwagakuen.ed.jp/pal/
一時保育をご希望の方は、以下のウェブページからお申し込みください。
一時保育申込:https://hirogariclub.studio.site/ichijihoiku
※事前に簡単な書類の提出とお子様の様子をお伝えいただく園児面談(オンライン可)がございます。
【お問い合わせ先】
PAL国際保育園@東京外大
月~土 7:00~18:30
電話番号:042-306-9955
mail:paltufs@seiwagakuen.ed.jp
担当:杉田
会場のご案内
◆〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1
◆JR中央線「武蔵境」駅のりかえ 西武多摩川線「多磨」 駅下車 徒歩5分
(JR新宿駅から約40分)
◆京王電鉄「飛田給」駅北口より多磨駅行き京王バスにて約10分 「東京外国語大学前」下車
キャンパスマップ
お問合せ先
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祝日?一斉休業期間(夏季?冬季一斉休業など)を除く
東京外国語大学 広報?社会連携課 TUFS Cinema 事務局
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