映画シンポジウム:「女らしさ Mohtarama」(アフガニスタン、2013年)

2021年8月,ターリバーンが新政権の樹立に向けて動き出す中,路上に出て,よりよい未来を求めるべく声を挙げる人々もあらわれました。「アフガン女性は存在する」というスローガンを掲げた運動もその一つでした。
日本では「顔を覆われた存在」というイメージが残るアフガン女性たちですが,Malek Shafi?i 監督とDiana Saqeb監督の本作品では,ここ十数年のあいだに,彼女たちが自らの思いや願い,考えを語ったり,路上に出て声を挙げたりする動きが描かれています。
2010年のヘラートで,2009年のカーブルで,2011年のマザレ?シャリフで,ブルカ屋のおかみや,抗議運動の場に集まる人々,12歳で結婚を余儀なくされた女性たちが,それぞれ,「女」であることについてどのように語ったのか。アフガニスタンで女性たちが置かれてきた状況と,その中で育ってきたフェミニズムについて,本シンポジウムでは,人々が直面した困難と抱いてきた希望の両面から接近してみたいと思います。

開催日時

2022年03月04日(金) 17:00-20:00

場所

オンライン会議室

プログラム

17:00 開会の言葉+映画紹介 後藤絵美(東京外国語大学アジア?アフリカ言語文化研究所)
17:10-18:10 映画上映
18:20-19:00 コメントおよび監督とのインタビュー 鳥山純子(立命館大学国際関係学部)
19:00-19:50 質疑応答およびディスカッション
19:50 閉会の言葉

備考

  • 使用言語:英語および日本語(一部英語?日本語通訳付き)
  • 参加費:無料
  • 事前申し込みが必要です。参加ご希望の方は,こちらから事前のご登録をお願いします。
    https://forms.gle/1PLFJPxywb4GMnCXA

主催

科研費基盤 (A) 「空間?暴力?共振性から見た中東の路上抗議運動とネイション再考:アジア、米との比較」(研究代表者:酒井啓子(千葉大学)課題番号: 21H04387)

協賛

科研費基盤 (A) 「イスラーム?ジェンダー学と現代的課題に関する応用的?実践的研究」(研究代表者:長沢栄治(AA研フェロー)課題番号:20H00085),立命館大学 中東?イスラーム研究センター(CMEIS)

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