2021年11月、大学文書館では、研究者アーカイブズを創設することになりました。
研究者アーカイブズは、本学に在籍した研究者の資料について、本学の教育?研究?大学行政の歴史のなかでの位置づけ等を明確にし、その体系的な収集?整理?保存と、公開体制の構築を目指し、今後の事業を推進していきます。
大学文書館が収集?整理を行った既存の研究者資料群については、ウェブ上に企画展の内容等を紹介する個別の特設ページを設けて来ました。研究者ごとに作成され「乱立」していたこれらの特設ページを「研究者アーカイブズ」として一元化し、そこに在籍した研究者の一覧や過去の研究業績等を追加することで、本学の教育?研究の系譜のなかでの位置づけも含め、紹介していきます。
(2)今後の受入?公開体制の整備研究者の資料群に関するこれまで収集実績や今後の調査活動を通じて、研究者の資料群に共通する受入基準や公開基準、整理方法のマニュアル化を進めていくことを予定しています。
※整理?保存処理中の資料群が多いため、下記の資料群の利用については個別にお問い合わせください。
浅田栄次(1865-1914年)(資料群の原本は山口県周南市立中央図書館所蔵、大学文書館はその複製画像を所蔵) |
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千葉勉(1883-1959年)1916-1945年まで東京外国語学校に在籍した英語教授(1927年まで東京帝国大学と併任、1944年以降は東京外事専門学校に在籍)。1929年に東京外国語学校に音声学実験室を設置し、その成果を踏まえた著書『母音論』(The Vowel, Its Nature and Structure. Tokyo-Kaiseikan, 1941)は、今日に至るまで言語学?音声学の古典とされている。 過去の企画展「千葉勉と東京外国語学校音声学実験室」(2016年9月-10月、2017年1月-3月) ※出張企画展(2016年9月17日 於:早稲田大学) |
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八杉貞利(1876-1966年)1903-1937年に東京外国語学校に在籍したロシア語教授。『露西亜語学階梯』?『改訂露西亜語学階梯』などのロシア語入門書を執筆しました。 過去の企画展「八杉貞利日記にみる東京外国語学校」(2019年6月-9月) |
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ゴンサロ?ヒメネス?デ?ラ?エスパーダGonzalo Jiménez de la Espada(1874-1938年)1907-1916年の9年間、東京外国語学校に在籍したスペイン語外国人講師。永田寛定らにスペイン語を教える一方で、新渡戸稲造『武士道』をスペイン語訳するなど日本文化をスペインに紹介しました。 過去の企画展「東京外国語大学スペイン語教育120年~外国人講師エスパーダと東京外国語学校~」(2017年10月-11月) |
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蒲生慶一(1968-2020年)2001-2020年に東京外国語大学に在籍した経済学教授。アメリカ経済史に従事。学長特別補佐として点検評価や大学連携を担当。 (準備中) |
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