TUFS Cinemaとの連携で日英通訳?翻訳実践プログラムの大学院生が通訳を担当

2025.01.06

2024年12月14日(土)にアゴラ?グローバル プロメテウス?ホールで開催されたTUFS Cinemaアフガニスタン映画特集『アジーズ先生』上映会において、日英通訳?翻訳実践プログラムの大学院生が上映後のトークセッションの通訳を担当しました。学生のレポートを紹介します。

通訳実習レポート 石井杏奈さん(大学院日英通訳?翻訳実践プログラム博士前期課程2年)

今回の通訳実習では、上映後のマレク?シャフィイ監督のスピーチを英語から日本語へ、質疑応答は日英?英日双方向での通訳を行いました。運営面では、来場客用の同時通訳機材の準備と当日の受け渡しにも携わらせていただきました。

上映された映画『アジーズ先生』は、アフガニスタンで多様な社会運動や大衆行動が広がりつつあった復興期を描いたドキュメンタリー作品でした。作品の中で扱われる出来事は、歴史?宗教?政治などの問題が複雑に入り組んでいるため、本編を何度も見返したり、アフガニスタンの歴史についてリサーチをしたりしながら、同時通訳の練習と並行して準備を進めました。

しかし、本番は、同時通訳機材の不具合が原因で同時通訳ができなくなり、急きょ逐次通訳とウィスパリング通訳に切り替えて対応することになりました。通訳形態が異なっても、通訳者としてすべきことは変わらないと思い、メモ用紙とペンを手元に用意して同時通訳ブースから出て舞台へ上がりました。監督は逐次通訳に配慮した話し方をして下さり、来場客の皆さまも訳出を頷きながら聞いて下さったおかげで、落ち着いて通訳を行うことができました。

今回は、通訳のパフォーマンス以上に、通訳機材の不具合によって来場客と関係者の皆さまにご不便、ご迷惑をおかけしてしまったことが一番の反省点であったと感じています。トラブルの再発防止に向けて対策を講じ、今後のイベントでは、皆さまに同時通訳をお届けできるようにしたいと思います。

会場の様子
会場の様子
同時通訳ブース
同時通訳ブース
質疑応答時の様子
通訳チームの集合写真
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