日英通訳?翻訳実践プログラムの通訳実習で大学院生が同時通訳を実践
2024.08.01
夏学期開講の世界教養プログラム「地域活性化のためのスタディツアー」(通称:山形スタディツアー)の事前学習会が2024年7月23日(火)に開催され、大学院総合国際学研究科の日英通訳?翻訳実践プログラムの通訳実習が行われました。オンラインと対面での参加を併用したハイブリッド形式で行われ、大学院生2名が簡易通訳機材を使用して、参加した留学生向けに同時通訳を行いました。
通訳実習に参加した大学院生の中から石井杏奈さんのレポートを紹介します。
レポート:石井杏奈さん(大学院博士前期課程 日英通訳?翻訳実践プログラム2年)
山形県の自治体やJETROなど、学外の方々を前に通訳をするのは初めてで、これまで以上に緊張感のある実習でした。本番に向けては、事前に頂いた資料をもとに、パートナーの通訳者と分担して山形県のリサーチ、単語リストの作成などを行いました。
当日は、追加資料があったり、プログラムに記載されていない方のお話があったりと、一発本番で通訳しなければならない場面がありましたが、事前準備を入念に行っていたおかげで、焦らずに対応することができました。
途中、スピーカーの話を正しく聞き取れたか不安なときは、パートナーの通訳者が隣で取ってくれていたメモを頼りに、自信を持って通訳することができました。また、通訳を聴いている留学生の方が、先生方の話に頷いている様子を見て、通訳者としてお役に立てたことが非常に嬉しく思いました。
プロの通訳者が立つ現場の雰囲気に近い体験ができたことで、パートナーの通訳者との連携の重要性を再認識したり、新たな課題が発見できたりと、次につながる通訳実習だったと感じます。秋学期も引き続き通訳技術の向上に取り組んでいきたいと思います。