本学の新しいMoodleシステム「MOE(モエ)」を始動
2024.04.26
春学期が始まって1か月が経ちました。授業でMoodleを活用されている方も多いことでしょう。2年次以上の在学生や教員のみなさんは、昨年と比べてMoodleの画面が新しくなったことにお気づきになったことと思います。本学のMoodleは今年4月に「TUFS Moodle2」から「MOE(Moodle for Open Education)」、愛称「モエ」に生まれ変わりました。
本学のe-Learningシステムは20年前に導入が始まり、10年ほど前からLMS(Learning Management System, 学習管理システム)として「TUFS Moodle」の運用を開始しました。MoodleはオープンソースのLMSで、多言語対応と柔軟なカスタマイズが特長です。その後、TUFS Moodle 2へとバージョンアップし、教育情報化支援センターの下にあるオンライン教育支援室、通称OLST「オルスト」(Online Learning Support Team)が管理を担ってきました。
長らく活用されてきたTUFS Moodle 2ですが、サーバ機器の老朽化により将来的な運用に懸念があり、今回、MOEとして全面的に刷新されました。2021年度の構想開始から、約3年の準備期間を経て、ようやく運用開始となりました。現在、757件の授業コースが登録されており、順調なスタートを切っています。
MOEもMoodleシステムですから、TUFS Moodle 2でできた機能はそのまま継承されています。ただし最新バージョンにアップデートされ、サーバ機器も強化されたので、パソコンでもスマホでもサクサクと使える快適な操作性が提供されています。
一方、TUFS Moodle 2とは異なり、ログイン認証には、国立情報学研究所(NII)の「学認」を採用しています。これにより、国内他大学の学生?教員もMOEを利用できるようになり、他大学との連携授業の展開が期待されます。また、MOEと動画配信サービスとの連携も計画されており、MOEの中からの教材用動画の配信が可能になる予定です。
多くの可能性を秘めたMOEの今後の展開にご注目ください。