学生と教職員がカーボンニュートラルに向けた本学の取り組みについて懇談

2022.12.13

2022年12月6日(火)、環境系学生団体「たふえね」による提案で、たふえねと教職員でのカーボンニュートラルに向けた本学の取り組みをテーマに座談会を実施しました。座談会には、たふえねの5名の学生(代表:高橋明花さん、副代表:水祥大さん)、大谷圭介理事?事務局長、川村大国際日本学研究院長、東城文柄准教授(総合国際学研究院)、幸松英恵准教授(国際日本学研究院)、古川高子特任助教(たふえね顧問、世界言語社会教育センター)、施設企画課が参加しました。

座談会は当初、カーボンニュートラルの目標を研究とハード面から具体化することで、より多くの学生に大学の取り組みに参加してもらい、ともに目標を考える姿勢を学内外に示していきたい、という目的で開かれました。

まず、たふえねより、これまでの活動やたふえね内で重ねた議論をもとに、目標に向けた行動憲章等の策定について提案がありました。大谷理事から、エネルギー危機の時代における運用面での現状や課題について説明があり、各参加教員からは、「日本語の授業でSDGsに関連したことを話題として取り扱うことが多いが、特に留学生は環境問題に関する関心が多いように感じている。世界さまざまな地域のことを学んでいる本学では、議論を持ち寄りやすい大学だと思う」「SDGsの目標は、目標間にしばしば対立する項目がある。そこに目を瞑りそれぞれの組織が得意なところにおいて目標を掲げているケースが多いと思うが、本学がどのように行動するのがよいかむずかしいところだ」「SDGsが抱えている矛盾を、世界各地域の地域研究を行う学生含む本学の構成員が、それぞれの地域が抱えている問題を共有し合いながらなかなか見えにくいところ明らかにするのが本学らしいのではないか」「トップダウンで決める憲章も多く見かけるが、学生同士の勉強会や対話の場を積み重ねて下から作り上げていくのも、本学らしいユニークな取り組みでよいと思う」などの意見が出されました。

本学は、カーボンニュートラルに向けて、今後もさまざまな学生と教職員による議論の場を設けていく予定です。

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