司法における言語?文化のバリアフリー化をテーマにシンポジウムを開催
2021.12.22
2021年12月18日(土)、「司法における言語?文化のバリアフリー化をめざして」と題する第2回多文化共生シンポジウム(主催:多言語多文化共生センター)をオンラインで開催しました。
シンポジウムは2部構成で開催され、最初に、外国人労働問題などを専門とする指宿昭一弁護士による「法曹現場における言語?文化の障壁」と題した基調講演が、続いて、「司法通訳:障壁をどう解消するか」をテーマとして法曹?司法?通訳の各専門家4名によるパネルディスカッションが行われました。
国内外から100名を超える参加者がありました。参加者からは、「現場の声が聴けて、たいへん参考になった」「様々な角度からの意見が聴けて、とてもためになった」「司法の現場において、言語や文化の障壁を無くしていくことはとても重要な事だと思った」などの意見がありました。
活発な質疑応答も行われ、司法における言語?文化のバリアフリー化とはいかなるものかについての理解が参加者間で深まりました。また、この問題を知れば知るほど、同じだけの課題も見つかることがわかり、これらは、多言語多文化共生センターとしても、今後改善に取り組んでいくべき課題であることを認識しました。
2時間を超えるシンポジウムでしたが、まだまだ時間が足りないと思わせるほどの充実した内容となりました。