「アフリカンウィークス」を通じて多文化共生を考える
2021.04.27
2020年11月30日(月)から12月18日(金)にかけて、「アフリカンウィークス2020」が開催されました。これは、東京外国語大学アフリカ地域専攻の学生たちが中心になって、アフリカに関する様々なイベントを集中的に企画する取組みです。
「アフリカンウィークス」の期間に、映画上映会、アフリカンユースとのトークセッション、国士舘大学の鈴木裕之教授とニャマ?カンテさんご夫婦のオンライン?トークライブ、そしてルワンダから来日した留学生との交流会など、盛りだくさんのイベントが開催されました。詳しくは、「アフリカンウィークス」のホームページをご覧ください。
https://africanweeks2020.wixsite.com/jafrica
いずれの企画も素晴らしいものでした。バラバラの国籍を持つ生徒たちが集まった学校での交流を描く映画『バベルの学校』は、多文化共生について考える格好の素材となりました。アフリカにルーツを持つ若者たちのコミュニティ「African Youth Meetup」からエバデ?ダン?愛琳さんと佐藤シャミーナさんをお招きしたトークセッションでは、日本に住む私たち自身が多文化共生を実現するために何をすべきなのかを真剣に考える、意義深い機会となりました。
一方で、鈴木教授とニャマさんのお話からは、多文化共生といった言葉を使わなくても、信頼関係でつながることの大切さを学びました。そして、留学生交流会では、プロテスタント人文?社会科学大学(ルワンダ)との学生交流を通じた、いくつもの具体的な絆を確認することができました。
もともと「アフリカンウィークス」は、学内の学生に向けて、もっとアフリカについて知ってもらうために始まった経緯があります。しかし、2020年の企画は、アフリカを知っているかどうかにかかわらず、多文化共生について考え、自分の生き方を見つめ直すような質の高いものばかりでした。
これらのイベントは、多言語多文化共生センターが実施する「TUFS多文化共生活動」事業からの支援を得て実施されました。