「多文化共生としての舞台芸術」に関するプロジェクトを始動、第1回セミナー参加者を募集
2021.04.13
東京外国語大学では、毎年秋に開催される学園祭「外語祭」において、2年次の学生が中心となり、各自が専攻する言語で演劇を披露する約27言語の「語劇」が上演されています。この取り組みは、言葉、歌、音楽、美術、舞踊といったさまざまな要素が絡みあい、一体となってひとつの芸術をつくりあげ、異文化が触れあい衝突しあい融合しあう多文化共生のひとつのモデルとなっています。
このたび、さまざまな文化的?社会的環境のなかで生きる人たちのそれぞれの視点からその喜びや悲しみを演じ、その地域の言語や文化を深く理解しようという学生たちを応援するため、TUFS多文化教育研究プロジェクト「多文化共生としての舞台芸術」を始動することとなりました。本プロジェクトは、次の2つの企画から成り立っています。
① 連続セミナー「多文化共生としての舞台芸術」
② 語劇支援のワークショップ
このうち、連続セミナーは、秋の外語祭までの間に、一般公開で、8回の連続講義を開催します。「現代的演出」「脚本の読み方」「演出」「字幕」「ミュージカル」「舞踊」「日本の古典演劇」「日本の現代演劇」をテーマに、語劇を制作するにあたって必要な知識から、日本を含めた世界の演劇の現状や歴史、多様性、問題点をさまざまな視点から考察していきます。本学の取り組みを広く社会と分かち合い、学生たちの活動を応援していただくとともに、舞台芸術の世界の多様性と豊かさにも触れていただければと願っています。
第1回目となるセミナーを2021年4月26日(月)に開催します。テーマは「現代的演出」でドイツ演劇の専門家である慶應義塾大学文学部の平田栄一朗教授にご講演いただきます。一般公開、参加費無料。参加を希望される方は、4月23日(金)17:00までに事前申し込みが必要です。
詳細はこちらご覧ください。