3大学合同、La-CEP中南米派遣学生事前研修を実施
2019.08.08
2019年7月19日(金)~26日(金)、大学の世界展開力強化事業(中南米)「日本と中南米が取組む地球的課題を解決する文理協働型人材育成プログラム(La-CEP)」でメキシコ、ブラジル、コロンビア、ペルー、アルゼンチンの協定校へ留学する東京外国語大学?東京農工大学(以下「農工大」)?電気通信大学(以下「電通大」)の学生26名に対し、派遣事前教育を実施しました。
中南米の協定校から日本に留学している留学生たちとの交流会、本学の田島陽一教授(大学院総合国際学研究院、国際経済学)による、中南米の抱える課題の解決のため自分たちがどのように貢献できるかを考えるワークショップ「課題解決授業」、農工大の山田祐彰教授(大学院農学研究院 国際環境農学部門)よる「中南米の社会?経済」、電通大の前佛栄教授(情報理工学部/研究科キャリア教育部会、PBL型専門キャリア教育)?戸上崇博士(ソフトバンク株式会社 e-kakashi推進課、農業情報工学)による農業IoT「農業課題解決への挑戦~中南米を取り巻く農業課題と情報通信技術を?いた課題解決の現状~」など、3大学連携ならではの多彩な授業を行いました。
中南米に特化した危機管理セミナーでは、中南米において特に注意すべきこと、よくある犯罪の手口、巻き込まれがちなトラブル等についてレクチャーを行ったほか、昨年度派遣された学生からの体験談報告など、実体験に基づく具体的な注意喚起を行いました。安全と健康に十分注意しながら、実りある中南米留学を実現してもらえるよう期待します。
本事業は、中南米諸国で取り組むべき地球規模の課題(例えば、環境、資源エネルギー、食料、社会?経済開発など)を解決するために、本学?農工大?電通大が連携して実践型グローバル人材を養成することを目的として、2016年度に開始しました。三大学それぞれの強みを結集し、中南米諸国の社会経済の発展と、中南米諸国と日本の交流の促進に努めてまいります。