ナンディタ?ダース監督来日講演、TUFS Cinemaにて『マントー』を日本初上映
2019.07.16
2019年7月4日(木)と7月7日(日)に本学アゴラ?グローバル プロメテウス?ホールにて、7月5日(金)に大阪大学中之島センターにて、TUFS Cinema南アジア映画特集『マントー』上映会を開催しました(共催:本学南アジア研究センター(FINDAS))。
作品は、現代インド文学を代表するウルドゥー作家マントー(1912-1955)の生涯を、その作品を織り込みつつ振り返った、インド?パキスタンの社会をテーマとしたものです。本学外国語学部ヒンディー語卒業生で英語?ヒンディー語の映像翻訳者として活躍する藤井美佳さんが字幕翻訳を担当し、今回、TUFS Cinemaで本邦初上映しました。本編上映前に、本学の萩田博准教授(大学院総合国際学研究院、専門:ウルドゥー文学)がマントーやウルドゥー文学について簡単な解説を行い、上映後には、今回のイベントのために来日した本作品の監督であるナンディタ?ダース監督が映画解説および来場者との質疑応答を行いました。通訳は、本上映会の企画者の1人である萬宮健策准教授(大学院総合国際学研究院、専門:社会言語学、ウルドゥー語等)が行いました。
会場には、整理券を配布するほど多くの方が来場しました。会場からは「作り手の情熱を直に感じられて貴重な良い機会だった」「インドの抱える宗教問題、表現と言論の自由について改めて考えさせられた」「初めて参加したが、こういう上映会は外大らしくてとても良いと思った」などの感想が寄せられました。
本編上映後の監督による映画解説(7月7日分)は、YouTube:TUFS Channelで公開しています。
7月9日(火)には、監督をお招きして、「現代インド女性をめぐる問題:女優として、活動家として」と題した国際ワークショップを開催し、来場者とのディスカッションが行われました。