大学院国際日本学研究院若手研究者派遣事業報告会を開催

2024.06.20

2024年6月12日(水)、2023年度大学院国際日本学研究院若手研究者派遣事業で海外に出張した大学院生4名の報告会を開催しました。「若手研究者派遣事業」とは、大学院博士後期課程の大学院生を主とする若手の日本研究者を国内外の教育研究機関や学会に派遣し、国内外の卓越した日本学研究機関の研究者とのネットワークを構築することを目的に2015年度から始めた事業です。

この報告会では昨年度派遣した日本研究の大学院生が派遣先で行ったことや、現地で得られたことを中心に発表を行いました。具体的には、太宰治の作品に関する学会発表、ライデン大学での博士論文のテーマをめぐる現地研究者との交流及び資料収集、幕末思想家についての東アジアの枠組みに関するフランスでの発表及びその成果の論文化、中国の3つの大学での漢語動作名詞の理解度調査など、興味深い発表がなされました。

円安により海外派遣者の費用負担の課題が残りますが、前回より多くの大学院生が参加し、充実した報告会となりました。川村大学院国際日本学研究院長から、今後の学会発表や博士論文の執筆にも活かせる貴重な場として今後も事業の継続?発展を目指したいとの挨拶で閉会となりました。


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