エスキモー?北米諸言語研究書籍の大規模蔵書を本学に寄贈、記念シンポジウムを開催
2021.05.17
本学元教授で世界的に著名な言語学者である宮岡伯人先生より、希少価値の高いエスキモー?北米諸言語の研究書籍の大規模蔵書を本学に寄贈いただきました。この蔵書は「宮岡文庫」として東京外国語大学語学研究所に備え付けられ管理?公開されることになります。
2021年4月25日(日)、このことを記念し、「宮岡文庫」開設記念特別企画公開シンポジウム「地球規模の言語研究から日本語を再考する」をオンラインにて開催しました。
同研究所が主催した今回のシンポジウムは、この「宮岡文庫」開設を記念して、宮岡伯人先生を基調講演者としてお招きし開催されました。宮岡先生の最近の研究は、世界的に著名なエスキモー語文法の集大成と並行して、その主要な射程として日本語形態論をも含みこむ壮大な規模に発展してきています。シンポジウムでは、宮岡先生の目下の研究主題の一つである日本語文法をテーマとした講演に続き、関連するトピックを扱う学内外の3人の言語学者(江畑冬生 新潟大学准教授、下地理則 九州大学准教授、峰岸真琴 東京外国語大学アジア?アフリカ言語文化研究所教授)が講演しました。日本全国および海外から約230名の参加者が集まり議論を深めました。