倉部慶太助教が日本言語学会大会発表賞を受賞

2018.11.02

日本言語学会第156回大会(2018年春季)において、倉部慶太助教(アジア?アフリカ言語文化研究所)が行った「ジンポー語における語頭鼻音の成節性」と題した発表が、日本言語学会大会発表賞を受賞しました。

日本言語学会大会発表賞は、大会において優れた口頭発表?ポスター発表に対して授与されますものです。

本発表の評価のポイント(日本言語学会ウェブサイトより):
シナ?チベット語族の系統内音韻類型論にとって重要な「NC連続」の「N」の音節性の問題に関して、ジンポー語のデータを基に考察し、Nが成節的であるという結論を説得的に導き出した。ジンポー語の音韻事実の精緻な記述が進められた点、従来のTone-Bearing Unit testに加えて5つの証拠を示した点に貢献が認められる。質疑ではこれらの証拠の重要度の違いについて十分に明らかにできなかったが、フィールド調査で得た一次資料を用いて多角的に分析したことは高く評価される。

受賞式は11月18日に行われる第157回日本言語学会大会(2018年度秋季大会)において行われる予定です。

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