AA研?海外学術調査フォーラムを開催

2018.07.09

2018年6月16日(土)に、本学アジア?アフリカ言語文化研究所(AA研)において、2018年度海外学術調査フォーラムが開催されました。海外学術調査フォーラムとは、科学研究費?基盤研究(海外学術調査)の関係者(代表者?研究分担者、事務担当者)をはじめ、海外をフィールドとした学術調査のさらなる展開、あるいは国際的な研究者ネットワークの構築?拡充を現在計画中の研究者全般にひらかれた学術交流の場です。海外における研究調査活動の実施を広く支援する目的のもと、東京外国語大学アジア?アフリカ言語文化研究所?海外学術調査総括班が、この企画?運営にあたってきました。

当日は、午前に、「フィールドサイエンスにおける生物?文化的多様性の危機と保護」と題する公開ワークショップを、午後に地域別分科会および全体会議が行われました。

公開ワークショップでは、生物多様性条約に定められた海外遺伝資源に関する名古屋議定書への取り組みと、戦火の中で危機にさらされる文化遺産とその保護に向けた国際的な取り組みを通して、フィールドサイエンスにおける多様な課題について議論を行いました。
地域別分科会では、調査地域ごとに7つの分科会に分かれ、各会場の座長?講師を中心に情報交換、意見交換を行いました。
全体会議では、日本学術振興会研究助成第一課長による科学研究費執行関連の講演及び質疑応答を通じ、新たな科研制度の導入などについて、海外学術調査を予定されている研究者と日本学術振興会との質疑や意見交換が行われました。
また、昼食休憩時間から午後にかけて開催された、海外学術調査に関する学際的な研究交流を目的としたポスター展示発表「海外学術調査フェスタ」では、15件のポスター報告があり、熱心な議論が交わされました。

公開ワークショップには72名、分科会には89名、全体会議には約65人が参加し、盛況のうちに会議を終えることができました。

詳細については、以下のサイトをご覧ください。
http://www.aa.tufs.ac.jp/~gisr/forum/2018/index.html

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