【出版会新刊】『国際日本研究への誘い 日本をたどりなおす29の方法』坂本惠 友常勉 東京外国語大学国際日本研究センター 編(4/1発売)

2022.04.11

東京外国語大学出版会より、『国際日本研究への誘い 日本をたどりなおす29の方法』が2022年4月1日に刊行されました。海外でもとくに関心の高い主題を、第一線の研究者?専門家らが詳しく解説。好評既刊『日本をたどりなおす29の方法――国際日本研究入門』(東京外国語大学出版会から2018年刊行)の同一テーマを、さらに丁寧に掘り下げた姉妹編です。

【ジャンル】語学?日本語
【版?頁】A5判?並製? 384頁
【本 体】2400円+税
【ISBN】978-4-904575-98-7 C0081
【出版年月】2022年4月1日発売

本の内容

29のテーマからみえてくる日本の姿

本書は「国際日本研究」をテーマに研究、活動を続けてきた東京外国語大学国際日本研究センターの研究の成果として、「国際日本研究」を提案するものであり、日本のいろいろな面を考え、その疑問に答える形で日本を紹介しようとするものです。
2016年に出版した『日本をたどりなおす29の方法―国際日本研究入門』の姉妹編です。「国際日本研究」の入門書であり、日本研究、日本語学習のための教科書としての『日本をたどりなおす29の方法』では書ききれなかった内容を、同一のテーマで、さらに深く、丁寧に解説しています。

目次

第1章 日本語ってどんな言葉?
 あなたは日本語の文法を知っていますか
 日本語にはなぜ挨拶表現が多いのか  
 「すみません」の言外の意味 
 依頼のEメール

第2章 人間と文学を語る
 恋を歌う ―古典和歌の豊かな森から― 
 俳句による日本語?日本文化教育の実践 
 夏目漱石と近代日本  
 村上春樹と東アジア  
 日本文学とアジアの文学

第3章 ニホンのブンカ系
 カーティス?パターソン ―箏曲家インタビュー― 
 日本のポピュラー?カルチャー 
 清志郎、原発、お月さま 
 〈アニメ映画〉に吹く風 ―宮崎駿の仕事― 
 翻訳文化と日本語

第4章 日本の中のいろいろなコトバ
 国語と日本語  
 標準語と方言  
 障害者とリテラシー  
 二風谷におけるアイヌ語?アイヌ文化の継承 
 日本語学習者の多様化と日本語教育

第5章 戦後日本の枠組み
 日本社会と天皇 
 日本の宗教と国家神道 
 幸徳秋水と現代世界 ―戦争、庶民、アジア― 
 日本国憲法第九条と戦後体制  
 戦後言説と冷戦責任

第6章 現代日本の暮らしと文化
 「教育の機会均等」とは何か  
 米からコメへ ―日本社会のなかの米― 
 東日本大震災後の集落の暮らし ―丸森の町から― 
 高度経済成長とサラリーマン文化 
 戦後日本の経済と経営

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