【学長メッセージ】緊急事態宣言解除後の対応について

2020.06.03

5月26日に東京都の緊急事態宣言は解除され、一週間が過ぎました。しかし、再び感染者が増える懸念もあり、予断を許さない状況が続いています。

本学では、春学期、および夏学期前半の8月7日までのオンライン授業をこのまま継続いたします。東京地域以外にとどまっている皆さんは、引き続き、ご自宅等で学修を続けていただくようお願いします。ただし、2点ほど、今後の緩和に向け一歩を踏み出します。また、夏学期後半の予定と課外活動の再開にむけた手続きにつきお知らせいたします。

(1)附属図書館への入館再開

6月8日(月)から附属図書館への入館を再開します。当面は時短対応となりますので、図書館のホームページを確認ください。館内の閲覧席等は利用できませんが、貸出、複写は、可能です。なお、宅配による貸し出しサービスを継続します(送付の際の送料は大学で負担です)。大学近郊にお住まいの方以外は、引き続き、こちらをご利用ください。

附属図書館の段階的サービス再開について

/blog/is/g/news/2020/06/post_228.html

(2)大学院研究室の開室

大学院生の研究を支援する観点から、6月8日(月)より大学院研究室の一部開室を行います。窓があり、換気のできる401-D室をご利用ください。開室時間は、8:00~18:00です。研究講義棟の入り口での受付を行った上で、研究室を利用いただくようお願いします。

(3)夏学期後半(8月31日~9月29日)の集中講義

夏学期後半の集中講義は、引き続き、オンラインでの実施を基本とします。ただし、教職科目など、対面で実施する必要のある授業については、十分な対策を講じた上で、キャンパス内で行います。授業のリストやスケジュールは6月中旬に発表します。教室で行う授業については、履修者数に制限を設ける場合があります。オンラインで行う授業については、受講希望者全員が履修することができます。以上にともない、夏学期の履修登録の日程が変更になります。教務課からのお知らせに注意してください。

(4)課外活動について

オンライン授業期間である夏学期前半までは、引き続き、学内外での課外活動の自粛をお願いします。その後については、以下のスケジュールに従い、活動再開の可否を判断する予定です。

1)まもなく発表される大学からの指針をよく確認ください。

2)団体ごとに感染拡大予防の対策をまとめ、学生課に活動開始の申請をしていただきます。申請用紙は、追って関係団体に配布します。

3)申請を確認し、十分な対策が取られていると判断される場合には、夏学期後半の授業期間から活動を認める予定です。ただし、夏学期中は合宿などの活動は自粛下さい。

以上の手順を踏む理由は、課外活動の内容?様態などがさまざまであるためです。まずは、皆さん自身で、コロナ感染予防に対しどういう対策がとれるか検討してください。また参加を望まないメンバーに参加を強制することがないよう、くれぐれもご注意ください。メンバー間の合意の上で大学に活動再開の申請をするよう、お願いします。

本件についての学生課からのお知らせに注意してください。

(5)オンライン授業アンケートについて

6月10日を締め切りに、オンライン授業についてのアンケートを実施しています。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdAq8KS1HTIHAuXiSaminMDwZJt3zvjjzeNP0ekLn-8AWo3xg/viewform?usp=sf_link

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まだ、途中経過ですが、意見や要望だけでなく、先生方を励ます言葉も多数いただき、うれしいです。曰く、「はじめ焦ったり、困っていらした先生方が、ついに今ではバーチャル背景で波打ち際の動画を流し鮮やかに使いこなされているのをみて、さすが大学教授…と思いました」とか???。皆さんに褒めてもらえるよう、がんばります???(笑)。もちろん、大事なのは、皆さんから寄せられた具体的な要望にこたえていくこと、そして、これからのことです。今後については、一日も早い教室授業再開を願う声がある一方で、オンラインの継続を希望する声もありました。私たちも毎日、この問題を考えています。

With Corona / After Corona の時代、大学の姿が大きく変わっていくことは間違いありません。今回の経験を踏まえ、東京外大の教育がよりよいものになっていくよう、努めて行きたいと思います。

アンケートはまだ間に合います。どうぞ、自由な意見をお寄せください。

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東京外国語大学長 林佳世子

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