ポルトガル語劇群馬県大泉町公演
2016.12.12
2016年12月4日(日)、本学のポルトガル語専攻2年次の学生が、群馬県大泉町の大泉公民館で、本年度の外語祭で上演したポルトガル語の喜劇「Se eu fosse você」の公演(共催:ブラジル総領事館)を実施しました。公演には、総領事館からレオナルド?コラーリス副領事も来場しました。 太田市は大泉町と並んでブラジル人が多く居住している地域です。当日は多くのブラジル人の親子連れが来場し、ブラジルの笑いのつぼを押さえた反応に学生たちも刺激を受け、見事な演技を見せました。 語劇の上演に先立って、地元の子どもたちによるオーケストラ「国境なき音楽団」の演奏が披露されました。上演後は、子どもたちと学生がつかの間の交流を楽しみました。
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学生からのコメント
塩崎諒平さん(国際社会学部ラテンアメリカ地域2年)
「だって日本人とハグしたことないもん!」そう言う少女の目は驚きに満ちていました。
語劇終了後、大泉の子供たちと共に歌い、ハグを交わしたことが私にとって1番の思い出です。ポルトガル語も日本語も流暢に操る彼らですが、バックグラウンドの違いがそこにはありました。
しかし、劇を通じ、歌を通じ、そしてハグを通じてその「違い」を越え、強い絆を結ぶことができたように思います。大泉で得たこの温かな経験を、私はきっと忘れはしないでしょう。
小嶋夏菜子さん(国際社会学部西南ヨーロッパ地域2年)
今回初めて、大泉という多くのブラジル人が暮らす町を訪れました。
お店や街の雰囲気は他の場所とは異なり、ポルトガル語が盛んに交わされており、今まで知らなかった新たな日本を知ったようでした。そしてこのような活動を通してさらに世界が広がったように感じます。
こうしたチャンスを与えてくださったことを非常に感謝しています。
蜂谷樹乃(言語文化学部ポルトガル語2年)
今回大泉で語劇を演じた事は私にとって多くのことを考える機会となりました。
大泉は日本とブラジルの文化が混ざり合った土地で、私にとって新鮮な事ばかりでした。語劇を演じている間も大泉の方々の反応は東京のキャンパスでやった時のものとは違い、それも私にとってとても興味深くさらにブラジルやポルトガルの事について知りたいと思うようになりました。このような貴重な恵まれた機会を頂くことができ大変感謝しています。