第2回英語教育セミナーが7/30に開催されました
2016.08.09
2016年7月30日(土)、「英語教育セミナー」(主催:本学高大連携室および言語文化学部)が開催されました。本セミナーは、高等学校等の英語科を担当する先生方を対象としたセミナーで、昨年12月に開催された第1回のセミナーが好評であったことから、第2回の開催となりました。
第1回のセミナー同様、今回のセミナーでも本学教員による2つの講演がなされ、その後、懇親会が開かれました。1つ目の講演では、野元裕樹准教授(大学院総合国際学研究院)が「アジアの英語:マレーシア?シンガポールの事例」と題して、マレーシア?シンガポールで話されている英語独特の表現の具体例を示し、標準英語とは異なるアジアの英語変種の特徴の説明や、世界の英語のひとつであるアジアの英語を英語教育においてどのように捉えるべきかについての提案などがなされました。2つ目の講演では、根岸雅史教授(大学院総合国際学研究院)が「大学の入試改革の行方」と題して、日本の英語力強化のためにこれまで文部 科学省が施行してきたさまざまな教育改革とその成果や限界について紹介し、今注目されている入試改革、とりわけ英語の入試の行方について、最新の動向が報告されました。
講演の後の質疑応答と、その後の懇親会では、講演の内容やさまざまな現場での言語教育のあり方を巡って活発な議論や情報共有が行われ、充実した時間となりました。今回のセミナーには、本学教員参加者を含め、30名以上が出席しました。
セミナー参加者によるアンケートでは、「満足した」という回答が多く寄せられました。次回の英語教育セミナーは12月頃の開催を予定しています。
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