センター教員である大石高典氏のゼミが主催する、ヒップホップを主題にした研究会が、11月24日に開催されます。
プログラムは、京都大学アフリカ地域研究資料センターに所属し、国立民族学博物館の研究員でもある矢野原佑史氏による講演会「アフリカ中西部?カメルーン共和国におけるヒップホップの変遷と未来」と、ワークショップ「2022年型カメルーン産ヒップホップ?ビーツ制作」。
1970年代のニューヨークで創始され、1980年代半ばにカメルーンへと輸入されたヒップホップ。これは1990年代半ばに、仏語話者によってカメルーン産のヒップホップ?スタイル「ヒップホップ?ンボア」の誕生へとつながりました。一方で、英語話者のラッパーたちは、アフロ?アメリカンの英語を用いて表現する「最新のアメリカン?スタイル」を貫いていました。しかし2者の対立は2000年代後期に著しい変化を見せはじめます。それは、昨今の欧米のポピュラー音楽に、アフリカ音楽の影響が見えはじめたためでした。2者それぞれが従来の主張やスタイルを捨て去り、新しいスタイルが生み出されているのです。
矢野原氏はこの状況を、カメルーンのラッパーたち自身が語る「『ヒップホップ?ゲーム』における処世術」という観点から捉えたうえで、「2022年のカメルーン産ヒップホップ」の予測を試みます。
◆日時:2017年11月24日(金) 13:30~15:00
◆会場:東京外国語大学アジア?アフリカ言語研究所 304号室(マルチメディア会議室)
◆講師:矢野原佑史博士(京都大学アフリカ地域研究資料センター/国立民族学博物館?研究員)
◆プログラム:
13:30~14:20 講演
「アフリカ中西部?カメルーン共和国におけるヒップホップの変遷と未来」
14:30~15:00 ワークショップ
「2022年型カメルーン産ヒップホップ?ビーツ制作」
◆主催:
東京外国語大学国際社会学部大石ゼミ、科研基盤(A)「コンゴ盆地における水陸ネットワークと社会生態環境の再編」(研究代表:木村大治京都大学教授)
◆共催:東京外国語大学 現代アフリカ地域研究センター
◆連絡先:大石高典(東京外国語大学 現代アフリカ地域研究センター)
E-mail takanoritufs.acjp 電話 080-6123-4706
チラシはこちらから。