7月20日、ガーナからルワンダへと移動。ナイジェリアの首都アブジャ経由のルワンダ航空です。ルワンダ航空は、近年アフリカ域内に急速にネットワークを広げています。アフリカのシンガポールを目指し、コネクティビティに力を入れる政府の方針を反映してのことでしょう。アフリカは域内の連絡がよくないので、ルワンダ航空の取り組みは評価できるものです。アクラを出発した時には機内に空席が目立ち、乗客としてはありがたいものの、少々ルワンダ航空の経営が心配になるほどでした。しかし、アブジャでかなりの人数が乗り込んできて、まあこの便に関しては採算がとれているかなと思いました。
キガリの朝。ホテルからの眺め
翌日、首都キガリから南部の大学街フエに移動。フエにあるプロテスタント人文?社会科学大学(PIASS)を訪問することが、ルワンダ訪問の目的です。PIASSには佐々木和之さんがプログラム長を務める「平和?紛争研究」コースがあり、東京外大をはじめ日本人留学生をたくさん受け入れていただいています。それに少しでも恩返しすることを考えて、PIASSの学生を東京外大に受け入れるためにクラウドファンディングを実施し、この秋学期から2人の留学生の受け入れが決まったところです。また、PIASSとは研究面での協力も進めるべく、数名を9月にプレトリア大学で開催するセミナーにお招きする予定です。こうした協力関係構築の進捗状況をPIASSの方々にご説明することも、今回の訪問の目的の一つです。
PIASS本部入口
22日(日)の夜、佐々木さんが東京外大やICUから来ている日本人留学生を集め、バーベキューをご馳走してくれました。とても美味しかっし、学生たちが留学生活を楽しんでいることがわかってよかった。しかし、夜になるとフエは冷えます。寒いくらいでした。
食後の記念撮影。佐々木さんご夫妻と留学生たち。
後列右端は、昨年外大で講演してくれたフロリアン。
寒いので、みんないろいろ羽織ってます
23日(月)は、引き続いてPIASSの方々とお目にかかりました。午前中、学生寮を訪ね、秋学期に外大にやってくるシュクルさんとロドリグさんに会いました。同じ寮には、外大から留学中の内田さんもコンゴ人学生2名と同じ部屋で生活しています。物質的にぜいたくな暮らしは期待できないけれど、ゆっくりと友人と語り合う、豊かな時間が持てるだろうと思いました。内田さんは、「バケツ1杯で水浴びがうまくできるようになりました」と笑っていました。
学生寮の外で記念撮影。
左から、コンゴ人留学生のセシル、内田さん、シュクルさん、ロドリグさん、佐々木さん
午後には、PIASSのムセマクウェリ学長やガトゥワ研究部長などと面談しました。PIASSと東京外大が研究?教育の両面で関係を深めるよう、努力したいと思っています。
PIASSのムセマクウェリ学長と