日時 | 2018年6月1日(水)16:00~17:30 |
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場所 | 東京外国語大学 研究講義棟 327教室 |
講師 | 大竹モルナー裕子氏 (オックスフォード大学医療人類学部 客員研究員) |
テーマ | 世代を超えてゆく癒し―北部ルワンダにおける紛争後コミュニティ復興と人道支援再考― |
要約 |
セミナー冒頭、武内センター長から、ルワンダのツチ?フツ間関係について概要説明がありました。その後、大竹さんからご自身のフィールドについて、自らの苦悩を語ることが不可能な状況にある人々にも言及しつつ、人々が直面している苦しみついてご説明されました。そして、コミュニティ再建に対して、教会グループの活動を通じた宗教的ナラティブや、共同仕事などを通じた伝統的?日常的ナラティブが重要である旨指摘されたのち、最後に欧米的価値観に基づく国際援助の問題点を述べられました。前回同様、ルワンダの和解に対する聴取者の関心は高く、時間いっぱいまで活発な質疑応答が行われました。 |