日時 | 2019年1月9日(水)16:00~17:30 |
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場所 | 東京外国語大学 研究講義棟 111教室 |
講師 | 山口正大(国際連合マリ多元統合安定化ミッション/DDR担当官)、今井ひなた(東京外国語大学大学院総合国際学研究科/博士後期課程) |
テーマ | New Development of Security Governance in Africa |
要約 |
第28回ASCセミナーでは、国連マリ多元統合安定化ミッションでDDR担当官を務める山口正大氏と、本学大学院総合国際学研究科の博士後期課程に在籍する今井ひなた氏を講師としてお迎えしました。まず、山口氏のご発表(「UN Peacekeeping Operations in 'new' operational environment: Experience from MINUSMA」)では、アフリカの国連平和維持活動における時代ごとの変化について整理されたのち、マリの国連ミッションであるMINUSMAが現下行っている活動の概要につき説明がありました。また、同ミッションが直面する課題がどのようなものであるかについても、DDR関連の事例等を挙げつつご報告されました。 続いて、今井ひなた氏のご発表(「Principle of Subsidiarity in the context of African Peace and Security Architecture: The Evolution of African Peace Operations and the Standby Force」)では、まず、アフリカ連合におけるアフリカ平和安全保障アーキテクチャー及びアフリカ待機軍の概要につき述べられました。ブルンジやマリ等の事例に触れつつ、アフリカ各地の地域機構と同軍の連携の仕方や、活動の諸課題がどのようなものかを説明されました。 フロアからは多くの質問が寄せられ活発な質疑応答が行われました。 |