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ASCセミナー

第20回ASCセミナー「人の移動と物流を支えるゾンゴ?ネットワーク:ガーナにおける移民コミュニティ『ゾンゴ』を介した情報伝達と人びとの交流」桐越仁美(東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター特任研究員)

日時 2018年07月12日(木)
場所 明治大学 中野キャンパス高層棟 3階304教室
講師 桐越仁美(東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター特任研究員)
テーマ 人の移動と物流を支えるゾンゴ?ネットワーク:ガーナにおける移民コミュニティ『ゾンゴ』を介した情報伝達と人びとの交流
要約

18~19世紀の西アフリカ、アサンテ王国とハウサ諸王国間では、コーラや奴隷を主要な交易品とする交易が発展した。ハウサ商人によって交易網が形成され、各地に移民コミュニティ「ゾンゴ」が拡散したとされている。各地のゾンゴは商人たちのネットワークにより結ばれており、現在の西アフリカ域内の人の移動や商品流通においても一定の役割を果たしている。ゾンゴは現在にいたるまでに変遷を遂げてきたが、いつの時代においてもコーラ交易と深い関わりをもち、ハウサ商人たちの影響を強く受けてきた。現在では、コーラに限らず、日本をはじめとした海外諸国から輸入した商品もゾンゴのネットワークによって内陸乾燥地域へと輸送されている。本セミナーは日本アフリカ学会関東支部例会および明治大学 国際日本学部 溝辺ゼミとの共催であり、参加者からは多くの質問やコメントが寄せられた。