2011年9月 月次レポート(横田さやか イタリア)
月次レポート 2011年9月
博士後期課程 横田さやか
派遣先:イタリア、ボローニャ大学
今月の後半から改めて東京外国語大学若手研究者インターナショナル?トレーニング?プログラム(ITP-EUROPA)より派遣され、本学とボローニャ大学間の共同学位授与制度に則して博士論文執筆を遂行すべく、ボローニャでの研究生活を再開した。到着後しばらくは滞在のための書類申請や更新等の事務手続きに追われたが、昨年度の派遣開始時に比較すれば要領を得たもので気力体力を消耗させられることもなく、居心地のよいいつもの図書館、いつもの座席に再び戻り、落ち着いて研究を再開することができた。
大学院の講義は来月から再開される予定であり、今月は、ボローニャ大学大学院の舞踊を専攻する研究者たちによる研究会「ダンスと研究」の集まりに出席し、研究の進捗状況を報告した。現在執筆中の論文と今後の論文執筆計画についてご報告し、ボローニャ大学での指導教員であるチェルヴェッラーティ教授、そして研究会の設立者であるカジーニ?ローパ教授から、助言と励ましの言葉をいただいた。他の研究者からは、ヴァカンス期間を利用して海外へ赴きワークショップへ参加したという報告や、研究対象となる一次資料を求め他都市へ滞在し資料調査を行ったりしたなどの報告があり、たいへん興味深く伺った。また、この研究会に参加することで報告者の研究テーマに関連のある新刊本やシンポジウムについての情報を得られることにもたいへん助けられている。
来月は大学院の講義を受講しながら論文執筆を進める予定である。