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2011年11月 月次レポート(山﨑美保 インドネシア)

ITP-AA派遣報告書(11月)
派遣先:オランダ
報告者:山﨑美保

 11月は先月に引き続き、ライデン大学の図書館とKITLVの図書室での資料収集を中心に行った。刻文に関する資料はほぼ確認できた。
 ライデンの民族博物館(Museum Volkenkunde Leiden)に所蔵されている刻文に関しては、当博物館が改装中ではあったが、指導教授であるKlokke先生に当博物館の学芸員の方を紹介していただき、メールにて調査を行った。ジョーンズ(1984年)の刻文リストによると、当博物館には8つの刻文が所蔵されているが、現在確認できるのは3つの刻文しかないようである。学芸員の方によると、インドネシアの刻文に詳しい学芸員がおらず、詳しいことは分からないようであった。今後、他の刻文が現在どこに所蔵されているのか、調査を行う必要がある。民族博物館に所蔵が確認された刻文に関しては、写真を送っていただくようにお願いしている。
 今回の派遣では、日本では手に入らなかった資料を多く集めることができた。特に刻文の写真を手に入れることができたのは、私の研究にとって有益であった。
 指導教授をはじめ、多くの方々にご協力いただき、多くの成果をあげることができた。この場をかりて、お礼を申し上げたい。

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