現在日本語教育は、地域、対象、目的、学習者、学習方法、教師などさまざまな面において多様化している。 現場の視点からそれらの多様化の状況を共有し、今後の日本語教育についてともに考えるための研究会を連続して開催する。4 回目の今回は、地域日本語支援者への研修を事例として本学の荒川教授にお話しいただく。<タイトルが変更になりました>
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日時:2019年9月12日(木)15:00?16:30
場所:東京外国語大学 留学生日本語教育センター棟103室
15:00?15:05 趣旨説明
15:05?16:05
「地域日本語支援者への研修をめぐって~ミニ日本語学校ではない日本語教室とは~」
発表者 荒川洋平氏(東京外国語大学大学院国際日本学研究院 教授)
16:05?16:30 ディスカッション
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趣旨:地域の日本語教育支援者、いわゆるボランティアの日本語の教え手に対する研修は、入管法の改正による外国人急増もあり、年々高まっている。これは新規の支援者養成(プレサービス)のみならず、すでに教えている支援者への再研修(インサービス)でも事情は同じである。報告者は埼玉県の複数の自治体での研修経験を有しており、これを通して「ミニ日本語学校化しない日本語支援」のあり方を探ってきた。今回の研究会ではその概要、準備や実施における問題点、受講生のニーズに応える工夫などを包括的?具体的に報告し、より良い研修のあり方を参加者と考えていきたい。