現代アフリカ地域研究センターでは、日本アフリカ学会関東支部との共催で第65回ASCセミナーを開催します。お話しいただくのは、当センターの客員准教授として1月末まで日本に滞在されるドゥアラ大学(カメルーン)のエヴァリスト?フォンゾッシ?フェドゥン博士です。そして名古屋大学大学院 環境学研究科の香坂玲 教授にコメントをいただきます。
本セミナーのテーマは、カメルーンにおけるABS(遺伝資源の取得の機会とその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分)のための新たな取り組み。フォンゾッシ博士が、生物多様性に基づくバリュー?チェーンと研究連携にこの取り組みが与える影響について解説します。
◆講演者:エヴァリスト?フォンゾッシ?フェドゥン博士(現代アフリカ地域研究センター?客員准教授、ドゥアラ大学?准教授)
◆コメント:香坂 玲 博士(名古屋大学大学院 環境学研究科?教授)
◆演 題:Biodiversity-based Value Chains and the Nagoya Protocol on Access and Benefit-sharing (ABS) in Cameroon
◆要 旨:Cameroon is endowed with abundant biological resources which are of great importance for achieving nearly all of the SDGs. The country's recent engagement in ABS policy as a strategy to find a compromise between access to genetic resources and the equitable sharing of benefits could potentially have a major impact on biodiversity-based value chains and research partnerships.
◆日 時:2021年12月22日(水) 17:40~19:10(日本標準時)/8:40~10:10(グリニッジ標準時)
◆場 所:オンライン(Zoomミーティング)
◆使用言語:英語
◆参加費:無料
◆参加をご希望の方は、こちらより事前にお申し込みください。定員:300名。申し込み〆切:2021年12月20日(月)。定員に達ししだい締め切らせていただきます。Zoom情報は12月21日(火)に登録メールアドレス宛てにお送りします。
◆共催:現代アフリカ地域研究センター、日本アフリカ学会関東支部
【報 告】
第65回ASCセミナーは、現在日本に招聘中のエヴァリスト?フォンゾッシ?フェドゥン博士を招き、オンライン形式で実施しました。
オンラインでは約30名が出席しました。途中接続の問題なども生じましたが、無事終了することができました。
フォンゾッシ氏の発表と、コメンテーターの香坂博士の背景解説や議論により、参加者はアフリカのABSの現状と課題に対する認識を深めることができました。