スタッフ紹介

宮本 佳和MIYAMOTO Kana

宮本 佳和
氏名 宮本 佳和
(MIYAMOTO Kana)
所属 職名 現代アフリカ地域研究センター / 特任研究員
E-mail kkmiyamototufs.ac.jp
専門分野(科研費分類) 文化人類学、民俗学
研究キーワード 政治人類学、土地紛争、信仰、祖先、牧畜民ヒンバとヘレロ、ナミビア
自己紹介 現在は以下の二つの領域で研究しています。
(1)牧畜民と土地との関係についての民族誌的研究
ナミビア北西部に暮らす牧畜民ヒンバとヘレロを対象として、近代西欧の所有概念にもとづく土地制度が牧畜社会に導入されることによって生じた変化や影響について研究しています。土地にほとんど関心をもたなかった牧畜民が、どのようにして土地への帰属意識や愛着を見出すようになったかを主に調査しています。

(2)伝統的権威と祭祀についての人類学的研究
ポスト植民地期における伝統的権威の復興という問題について、人類学のミクロな視点から研究しています。具体的には、アパルトヘイト後のナミビアにおける土地改革に焦点を当て、植民地期に導入された首長制が、牧畜社会の祭祀や近代国家とどのように関わり合っているのかを調査しています。
学歴 2021年3月 神戸大学大学院国際文化学研究科 博士課程後期 修了
2017年3月 神戸大学大学院国際文化学研究科 博士課程前期 修了
学位 博士(学術)、神戸大学、2021年
修士(学術)、神戸大学、2017年
主要研究業績
【論文 / Papers】
【その他 / Misc】
【研究発表 / Presentations】
  • 「「祖先の土地」返還論争を再解釈する―ナミビアのヘレロの事例から」 、東京外国語大学現代アフリカ地域研究センターASCセミナー、第79回、東京都、東京外国語大学、2023年
  • 「チャンスとしての土地改革―ナミビアの牧畜民ヒンバ及びヘレロの事例から」、公開シンポジウム「アフリカの冒険的現代―偶然化に託す希望のチカラ」、関西外国語大学ICCホール、オンライン、2023年3月5日
  • 「国家の統治と「牧畜民的」生き方―南部アフリカの人類学的調査研究の視点から」、「牧畜社会におけるエスニシティとエコロジーの相関」研究会、第9回研究会、オンライン、2021年7月24日
  • 「ナミビアのヘレロ語話者にとっての聖なる場所―19世紀後半の略奪行為と戦場跡との関連から」、南部アフリカ地域研究会、第7回「南部アフリカの自然と社会?勉強会」、オンライン、2021年6月18日
  • 「ナミビア牧畜民ヒンバ及びヘレロの土地認識の研究―土地所有制度と「伝統的権威」をめぐる政治性と表出する多層性―」、日本文化人類学会関西地区、2019-2020年度博士論文発表会、オンライン、2021年4月24日
  • Comment, Art and Anthropology and Beyond: A Conversation on 'Resilience' with a South African Artist in Japan, Kobe University, Hyogo, JAPAN, July 16, 2019
  • Pastoral Migration and Land-Use Conflicts in the Post-Apartheid Namibian State, International Joint Workshop: Inha University & Kobe University, Inha University, Incheon, KOREA, March 26, 2019
  • 「ナミビア牧畜民の空間認識と禁忌―土地所有問題との関連から」、大学女性協会(JAUW)神戸支部、兵庫県、神戸倶楽部、2019年1月26日
  • 「土地紛争における伝統的権威の役割―アフリカ南西部?ナミビアの牧畜社会を事例として」、日本平和学会、2018年度秋季研究大会、京都府、龍谷大学、2018年10月27日
  • 「家畜をめぐるテリトリーの排他性―ナミビア北西部の牧畜民ヒンバとヘレロの民族誌」、南部アフリカ地域研究会、第57回、京都府、京都大学、2017年6月22日
  • 「禁忌が示す象徴的境界―ナミビア北西部の牧畜民ヒンバとヘレロの土地認識」、神戸人類学研究会、第75回、兵庫県、神戸大学、2017年6月9日
  • 「家畜をめぐるテリトリーの排他性―ナミビア北西部の牧畜民ヒンバとヘレロの民族誌」、日本文化人類学会近畿地区、2016年度博士論文?修士論文発表会、大阪府、国立民族学博物館、2017年3月20日
  • 「「われわれ」の土地をめぐる争い―ナミビア、カオコランド南部の事例から」、南部アフリカ地域研究会、第55回、京都府、京都大学、2016年7月24日
【過去10年間に取得した科学研究費補助金?その他の競争的研究費 / Research Grants Awarded (in the last 10 years) 】
(研究代表)
【受賞 / Awards】
  • 日本科学協会、2021年度笹川科学研究奨励賞、2022年4月
  • 大学女性協会、2018年度神戸支部奨学賞、2019年1月