アフリカ音楽入門、親指ピアノ奏者による特別授業を実施
2022.11.17
2022年11月10日(木)、授業科目「民族誌から学ぶアフリカの生活世界2」(世界教養プログラム「アフリカ地域研究2/B」)において、親指ピアノ奏者のサカキマンゴー氏をお招きし、「アフリカ音楽入門?素朴なリサイクル楽器から最新ヒップホップまで?」と題した授業内講演がおこなわれました。
親指ピアノは、木などの身近な材料でできた共鳴箱に並べられた金属製の棒を指で弾いて演奏するアフリカ発祥の楽器です。日本では楽器の商品名がもとになった呼称である「カリンバ」の名でも知られています。
サカキ氏は、アフリカ各地での音楽修行の際に撮影した多数の写真や動画を交えつつ、人々の音楽実践から見えるアフリカの歴史や社会?文化について講演したほか、ムビラ(ジンバブエの親指ピアノ)、ンドノ(タンザニアの楽弓)、カヤンバ(ケニアのガラガラ)などアフリカ各地のさまざまな楽器の演奏も実演しました。参加者は、聴講するだけでなく、身体を動かしながらポリリズムやアフリカンダンスの基本について学んだり、楽器に触れて実際に音を鳴らしたりしました。